8月25日

今日はyouの12回目の誕生日。

実は去年の今日私は腸の病気を患って入院しました。

そして今年は、youが病院で入院生活中・・・。

なんだかついていない2年間、そして夏。


今日は、youは外泊許可をもらっていたので、私はいつものように昼までで

仕事を上がらせてもらって、youの病院へお迎えに。


午前中に頭の傷の消毒を終わらせ頂くように頼んでいたので

すぐに帰れるだろうと思い病棟へ。


いつものプレールームにはyouの姿はなく、病室へ。

ニット帽を深々とかぶったyouがベットにいました。

そして、元気がないのです。

話を聞いてみると、消毒の時に頭の毛を傷を挟んで両側に1㎝ずつ剃られている

ではないですか・・・。 私も唖然となり、でも動揺したらいけないと思い

「大丈夫、大丈夫! 毛はす~ぐ生えてくっから」

と言ったら、「ちがう! 毛剃られた時に痛かったんだよ」とうるうる目。

どうやら、普通のかみそりでやられたみたいでした・・・。

「今日、○○の洋服買ってやるから」とご機嫌とったら

ニタっと笑いさっさと帰る準備を始めました。


ずいぶん軽い足取りで病院を後にしました。

術後初めての外泊とあって私の方はなんだかとっても不安でした。


外泊中も飲水量、尿量、尿の色をメモっとくように指示がありました。


今日は誕生日だから、何もかもが特別で好きなものを好きなだけ食べさせてあげて

もちろん、ケーキもでっかいやつを買ってたらふく食べさせてあげました。


そんな事していたら、急にyouがかわいそうになってきました。

食べざかりなのに食事制限なんて・・・。

いつまで続くのだろうかこの戦いはと・・・。


明日は、脳外科のDrが病院にいるうちに戻ることになっています。

消毒が待っているのです。

youの頭の傷跡は化膿していました。

というか、アレルギー反応をおこしていました。

傷口を止めるクリップ(バイクリル)にです。

クリップ部分が赤くなっていて、ひどい所では髪の毛が

入りこんでしまっていました。

本来、本人の髪の毛が入りこんでも傷口がくっついてくると

外に出でくるらしいんですけど、youの場合は異例だと・・・。

毎日消毒をして傷口をパーミエイドで保護するとともに

抗生剤、アレルギー剤を服用することになりました。

この化膿した部分からばい菌が脳の方まで入ってしまったら

再手術の可能性もあるということで、経過を慎重に観察していきたい

とのことで、退院しても毎日病院まで消毒に通院しなくては

いけなくなりました。

自宅から病院までは片道40分・・・。

私の仕事も18時までだし、自宅まで30分。

それから40分かけて・・・。


そんなこんな考えて先生との話合いの結果、退院延期となりました。


なんだか、深い湖に突き落とされた気分になってしまいました。

youも不安、不満の顔でした。

退院って喜んでたのに・・・。


でも、明日のyouの誕生日には外泊許可を出してもらいました。



8月24日


明日はyouの12回目の誕生日&退院(?)

私も今日のうちにある程度の荷物等を持って帰ろうと思い、

昼までの仕事を終らせ早々に病院へと向いました。


プレールームで仲良しさんと楽しく遊んでいるyouに「よっ!」と

軽く挨拶して、私は一人病室へ向いました。

すぐにyouは追っかけてきて「お母さ~ん、頭の傷のところがジュクジュクしてる

ような気がするんだけど・・・」と。

髪をかき分けて傷口を見てみると、確かに湿っぽい・・・!?

な・な・なんなの? と顔を見合わせて「今日、Y先生往診にくるから聞いてみよっか!」

とわりと簡単に考えていました。

本日の夕食は、明日退院かもしれないから、「最後の晩餐」と

youとお友達が名づけて、プレールームで食事をしてました。



夕食後、間もなく脳外科のDrがやって来てくれて、早速傷口の事を話ました。

じーっと傷口に見入ってたDrから出た言葉は、「ちょっと脳外科病棟に行こう」!?

「えっ、どうしたんですか??」  と私が問うと

「傷口が化膿してるみたいですね・・・・」    「えっ、もう術後1ヶ月ちかくたつのに?」

「ちょっと病棟で詳しく見てみないとわかんないのですが・・・・」

と言われ、youと私は何がどうなってるのかわからずに

言葉少なにDrの後ろをついて行きました。

古ぼけた建物の方にあった脳外科病棟がみょうに懐かしく感じ

エレベーターに「こんな天井低くて狭かったっけ・・・」

なんて考えながら8階脳外科病棟へ到着。


これまた、懐かしい雰囲気に、懐かしい顔ぶれ・・・

でも、看護士さん達は「Drに連れられて何事・・・?」って今にも言い出し

そうな顔をして私達一行を見ていました。


Y先生の召集で、派閥のDrが集まってきました。(今さらですが、Drって派閥がありそうです)

それから、youの傷口を四方八方、360度からみんなで眺めて

髪の毛引っ張ったり、ピンセットで傷口ツンツンしたりしてました。



そして、私が呼ばれ説明が・・・。







8月23日


先日の尿崩症の負荷検査の結果も出て、デスモプレシン点鼻薬の量も決まってきました。

ただ、なかなかの微量をチューブの中に入れなくてはいけませんので、

その量の調節にイライラカリカリしているyouでした。

特に神経質なyouはすこ~しだけ少なくても、多くても許せないのでした。

許せる私の方がいけないのかもしれませんけど・・・。


そんな感じで大まかな経過も良好で、誕生日には退院もありうる!

主治医のDrに聞いて見ることにしました。

でも・・・、先日も書いていましたが、私的にはまだ完璧な状態で退院させたい気持ちで一杯でしたが

youは退院したくてしたくてしょうがない感じでしたし、このまま夏休みが病院で終わってしまうのは

やっぱりかわいそうになってきましたのでOKがでたら「退院」することにしました。


まず、発達小児科のDr。   1言返事でOKでした。

次、脳外科のDr。  こちらもOKが出て、退院後の説明をかねて明日、小児科病棟に

往診に来てくれることになりました。


そうなったら、慌しくなってきて学校の担任の先生、養護の先生にも学校生活での注意点

などをDrから説明して頂くことになり、それぞれのスケジュール調整が大変でした。


youは言うまでもなく、ルンルンの超ハイテンション!!!
8月18日


昼までの仕事を終え、病棟へ向かうと,入ってすぐのプレールームにはyouが仲良しなった

お友達が食事を終え、テレビを見ていました。

なんでyouはいないんだろうと思い病室へ行ってみると、ベットのテーブルの上に手付かずの

昼食が置いてあり、窓の外をボーっと見つめるyouの姿がありました。

私の姿を見つけるなり「おなかすいたーーー」

訳を聞いてみると、尿崩症の負荷検査が続いておりまだ絶食中でした。


尿崩症の負荷検査の方法は

400mlの水分をとり、1時間後までトイレは我慢。

1時間がたったら、トイレへレッツゴー。

尿量、尿中の比重チェック。

採血→血中のナトリウム、チェック。

体重チェック。

これを5回繰り返します。


私が行った時は3回目でした。

水分を制限がかかっていて、口渇がありとても辛そうにしてました。

尿意もかなり我慢してるみたいで、モジモジ状態でした。

採血もやっぱり痛そうで、不機嫌、無愛想、反抗的とトリプルパンチの採血担当のDrでした。


あ~、あと2回か~と思っていた矢先にDrより、体重もかなり減っているし、尿中の比重も軽いし、

血中のナトリウム値も高くなってきたので、次で最後にしますと、検査打ち切りの説明。

youにちらっと笑顔が見えました。


それにしてもyouの体は、薬ナシでは生命が危ぶまれるということをあらためて実感させられました。
8月17日


発達小児科病棟に移って第1日目。

youの部屋はyouより年上のお姉ちゃん達2人がいる部屋でした。

でも高校生のお姉ちゃんは本日退院と言うことで私が仕事を終えて病院に着いた時には

もう私服に着替えて退院準備OK状態でした。

そして、たった1日しか一緒に過ごさなかったyouに似顔絵を描いてくれていました。

それも、穏やかに昼寝をしている寝顔でした。

すごい! 似てる!!  絶賛!!!

お姉ちゃん実は美術科でした。  なるほど、納得。

そしてお姉ちゃんを見送り、youは早速同年代のお友達と楽しそうに話していました。


明日は尿崩症の負荷検査。

またまた、採血があるらしい・・・、恐ろしい・・・。

実に久しぶりの更新になります。

私事ですが、ここ数ヶ月更年期障害っぽい症状でなかなかブログを更新する気になりません

でしたが、やっと気分が晴れてきましたのでボチボチ再開していきたいと思います。

また、よろしくお願いいたします。
8月16日

今日、小児科病棟の空きが出たとの連絡で、脳外科→発達小児科へ

移ります。

小児科病棟は新病棟できれいなんです。

そして、何よりも子供だらけっていうので、youもウキウキ状態。

のはずだったのですが、朝からお腹の調子が悪くトイレへ何回ともなく行き

痛みも訴えて診察もしていただいたのですが、特に異常なし。

しかし、夕方ちかくになっても痛みが治まらなかったのでストレッチャー

にて病棟を移動しました。

なんだか、廊下をすれ違う人達が、どんな重病人が運ばれて

いるんだろうとベットを覗き込むんですね・・・。

と視線を感じている間に小児科病棟へ到着。

衛生面も脳外科にはなかった、病棟内に入る前に手洗い、マスク装着。

入ってすぐプレールームがあるんですけど、色んな子供達が遊んでいました。

顔色が優れない子、髪の毛が無い子、点滴のガラガラをひっぱっている子。

私は思わず周りをキョロキョロしましたが、まもなく一番奥のyou病室へ到着。

高校生のお姉ちゃん、中学生のお姉ちゃんが笑顔で迎えてくれました。


窓際のオーシャンビューとはいきませんが、街のネオンが一望できる

見晴らしのいい部屋。 設備も整っていて快適って感じでした。

って喜んでいる場合ではないのです。

youはまだ調子が悪く横たわっているので、せっせと荷物の整理。

一通り片付けも終わった頃グットタイミングでyouが目覚めて、

痛みも治まったと!!

夕飯もペロッと食べてしまったので、周りのお姉ちゃん達にyouの事お願い

して帰宅しました。
今年の「保険改正」はすばらしく変わってくれているので

私の業界は目が回るほど忙しい。 私も肺炎一歩手前の状態で毎日遅く

まで仕事漬け。

なので、あと1週間ほどブログ更新が出来ないことを

ご了承下さいませ。


8月15日

本日は朝から朝食抜きでのホルモンの負荷検査です。

9時から始まり、まずは血管確保。

相変わらず血管が出てないため四苦八苦。

ここの病院は研修医の方が採血等の針刺しはされます。

男性の研修医の方2人がかりで血管を探されたのですが

なかなかうまくいかずyouは切れまくりの思いっきり無愛想。

それがかえって研修医の方にプレッシャーをあたえ

ついに、ベテランの女医さんにバトンタッチ。

1発でした。  やっぱり、キャリアはものをいいますね。

しかし所要時間すでに30分経過。 

負荷検査の説明は簡単にあり3種類のホルモン剤を2時間かけて投与し

その間に数回の採血をしますとのこと。

そして、そのホルモン剤によって気分が悪くなることがあります

と話され、検査スタート。

1時間は順調に進んでいたのですが、トイレに行きたくなったため

起き上がりトイレに行き、出てきた時顔色が悪く気分不良を訴えましたので

近くにいた看護師さんに「気分が悪いといってるので」と声をかけると

「あ~」と言ったまま手も貸してくれなかったので、倒れそうになったyouを

私も支えきれずベットの手前で両膝をガクッとついて倒れてしましました。

そこから、周りのDr・看護師さんがあわててきたんですけど

私は切れてしまいました。

声をかけた看護師さんに「気分が悪いって言いましたよね」と・・・。

人の話は聞いてんの?って感じでした。

Dr達は処置をしてくれましたが、youの両膝には青あざができてしました。


最初の針刺しで時間をくいーの、検査中のとんだハプニングありーので

結局検査に3時間かかり、まだ気分不良があるため

車椅子にて病棟まで戻り、その途中迎えにきてくれた病棟看護師さんに

さっきの出来事を愚痴っちゃいました。


さて、この検査にて、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモン、抗利尿ホルモン

成長ホルモン、性腺刺激ホルモン、乳汁分泌ホルモン等の

分泌状態がわかるのです。

どれも人間が生きていくために必要なホルモンでどれが欠けても

体にはダメージがあるのです。

結果は1~2週間後とのことでした。