今日は、学生時代の親友のNから、メールをもらってとても嬉しかった。

彼は、子供達にテニスを教えるコーチをしている。
この日記を参考にしてくれて、大変面白く読んでくれているそうです。
とても嬉しいことです。

頭から湯気を出していたら、子供から「ラーメン」とあだ名されたそうです。
面白いね。子供って。

彼から、子供にコーチするときのコツを聞かれました。
私の勉強した知識と経験から得たコツを書いてみます。

大原則は「具体的に褒める」ことです。
教えたことができない子をみつけて怒るのではなくて、
教えたことができている子を見つけてみんなの前で具体的に褒めてあげることです。
「はい。○○くんは、僕が教えた通り、ちゃんと何々をやって何々ができていました。偉い!拍手!」
などと褒めます。

そうするとみんな、次からは褒められたいから、コーチの話を真剣に聞くようになるし、
言われたことをきちんと実行するようになります。
子供は褒められることが本当に嬉しいのです。褒めて動かすのが基本です。

山本五十六元帥の名言を肝に銘じて指導します。

言って聞かせ、見せてやり、やらせてみて、褒めてやらねば人は動かじ。」

コーチングの本質をついた見事な名言です。
子供へのコーチングは、小学校の先生のための、参考書がとても参考になります。
跳び箱指導のカリスマの向山先生の「子供を動かず」という本が名著だと思います。


お 怒らない
と 怒鳴らない
な 殴らない


です。子供がコーチの話をきかなかったり、話を理解してなかったり、教えたことができないのは
子供のせいではありません。完全に教える側の責任です。
教え方」「話し方」「指示の出し方」「タイミング」が悪いのです。

だから怒りたくなったときは、自分に矢印をむけて
「あれ?まてよ。今までのおれの指導でよかったかな?」
と検証する必要があります。

母親的(肯定的)コーチング:励ます。褒める。優しい。
父親的(否定的)コーチング:怒る。叱る。怖い。


私は、めったに叱ることはありません。母親的コーチングが95%です。ただし、
人を傷つけたり、思いやりのない、自分勝手な言動がみられたときは厳しく叱ります。
その場合は、その子のプライドを傷つけないように、みんなの前では叱りません。
一人呼んで小声で目を見て穏やかに丁寧な言葉でかつ厳しく叱ります。

普段からガミガミ怒っているコーチからは、子供の心が離れてしまいます。
「またなんか言ってるよ」と無視されるばかりです。

普段は優しいコーチが、たまに厳しく叱る言葉は、非常によく効きます。

がんばれ!「ラーメン」コーチ!
これからもコーチングの話を書きますから続けて読んでね。