大勢でわいわい飲む場もいい。
隣同士に座った方と親密になる場合もある。
もともと知っている間柄で、別な一面を見て意外さに惹かれ、
なんとなく気になっていたお互いの距離がぐっと縮まったり。
顔見知りだけれど、ゆっくり話をしたことがない場合、
その場が知り合ういい機会になったりする。
お酒が介する人間模様。
不思議なご縁をお酒の席が結ぶ。
お酒が飲めて、いろんな経験を積めること、これまた楽しい。
いろんな人と知り合える。
ふらっと入ったお店で、隣りに座った人と出会いになったり。
行きつけのお店で常連同志、お店のマスターも巻き込んで
しがらみのないひとときをみんなで楽しむ。
ある夜のこと。
L字型のカウンターで、遠い対面に座っていた人が、
気が付いたら隣に座っていて、
何時間飲みながら話しただろう。
ボトルキープされていたシングルモルトをチビチビといただいた。
バカラのグラスで、もったいないけれど、
ストレートで飲むより、ゆっくり飲もう。
だからロックで。
周りのにぎやかな会話は、私たちにはほどいい効果音。
同じ場所にいながら、別空間ができあがってる。
丸い大きい氷と質のいいガラスが作り出す音、
回数を重ねるごとに親密度が増していく。
「俺をくどいているのか」
「口説いたっけ? 思っていることを言っただけやん」
オトナな会話をしているようで、
笑って、笑って、笑いあって、そしてカランとまた音が増える。
さて、そろそろこんな飲み方ができる
新しいお店をみつけようか、という気になっている。
新しい出会いは、それにふわしい場所を見つけるところから始まる。
とはいえ・・・・
深く入り込み過ぎて、もう立ち寄れない・・・
なんて店を作らないようにしようと思う。
苦い経験から学んだこと。
ちょっとはオトナになったもーーーん、だ。
※写真と本文は、まったく関係がありません。
ワインはお食事&ワインに出かける
仲良しのセントベーネ@外苑前のある夜のもの。