結婚15年のある日。
夫の突然の不倫発覚
私の記録と、これから

マザーテレサは、
『愛の反対は無関心』と言った。
私は
夫の不倫を経験して、
私の中に
こんなに
誰かを憎いと思う感情があるのかと
驚いた。
愛の反対は
無関心ではなく
憎しみなのではないか?
と、
今はまだ感じている。
この先に
無関心の世界が来るのだろうか?
そしてそれが、
夫の不倫を
忘れられる日なのだろうか?
私は
美しい世界にだけ住んでいた訳じゃない。
昔、結婚する前に
長く付き合っていた彼が
浮気をして
その現場に
居合わせてしまった事がある。
その時もショックだったが、
夫の不倫ほどの破壊力は
無かった気がする。
あの時と今
何が違うのか考えた。
子供がいる事
これが一番大きい。
私は、
私を裏切っていた
というショックよりも
夫が息子を蔑ろにした
という事実を
まず一番、
許せないんだと思う。
もう一つ。
当時の彼は、
浮気してから
ずっと謝ってくれた。
浮気のフラッシュバックで
夜中に彼を叩き起こして
ワンワン泣いた事もあったけど、
嫌な顔はせず
話を聞いてくれたし、
浮気発覚後に
私が不安で嫌だという事は
辞めようと
なんとか歩み寄ってくれた。
そんな
私に振り回され続ける哀れな彼を
見るにつれ、
逆に彼が可哀想になった。
もう一回信用出来る様になって
数年後、
最後は笑い話にまでできた。
今回の不倫発覚後
夫は
話し合いから逃げる
逆ギレ
論点のすり替え
こんな事ばかりだった様に思う。
人間完璧じゃないし
間違う事はあると、頭では分かっている。
私と息子の気持ちを
見て見ぬふりをして
逃げた夫。
今更
不倫相手と別れたと謝られても、
もはや憎いだけ。
この気持ちが
いつか無くなりますように。

