ぼっちゃんは、背が高い。
わたしはいつも、見下ろされている。
ぼっちゃんは、非常に甘えん坊だ。
褒められたい、みとめられたい。
いつも自分が正しい。
会社ではニコニコ。
親にもニコニコ。
友人にもニコニコ。
家庭では・・・
学生時代は後輩に慕われ
先輩からも可愛がられ・・・
そんなぼっちゃんに対して
つきあっているときから
わたしはぼっちゃんにあれこれ意見した。
それ違うよ。
ぼっちゃはどうなの?
わたしは、こう思う。
今ならわかる。
ぼっちゃんは、そういうコミュニケーションをしたことがなかった。
だっていつも自分が正しくて
周りが従ってくれるから。
彼女(のわたし)だって、そうなるはず。
ぼっちゃんはそう思ったのだろう。
しかし違った。
つきあいはじめのころ
ぼっちゃんはわたしに優しかった。
わたしはわたしで、いいところしか見えていなかった。
喧嘩になって初めてわかった。
謝らない男。
自分が悪くても、決して謝らない。
わたしの中で不満や不安が
罪悪感に変わる。
ぼっちゃんを怒らせてしまった。
ぼっちゃんに見捨てられる。
わたしの見捨てられ不安が強くなっていくと同時に
ぼっちゃんは、どんどん王様と化していった。