今日は。
事務所は流山市 自宅は茨城県取手市の社会保険労務士
長井 美知子です。
寒い一日となりました。 雨が降ると晩秋の趣が一気に上がる感じ
がしますね。
さて今回は 人を採用する時は面接をされると思いますが、その時の
注意点をあげてみたいと思います。
よく面接のときに ご家族は・・?とか ご主人の勤務先は・・・?とか
聞かれたよ~という事を耳にします。w川・o・川w
厚生労働省では、「公正な採用基準について」という指針を発表して
います。
その中に 応募者の適正・能力のみを基準として行うこと。という文言が
あります。
そうすると 「本人に責任のない事項の把握」は就職差別に繋がる
おそれがありますので、面接の時には配慮が必要になります。
※本籍・出生地に関する事(戸籍謄本(抄本)、本籍記載のある
住民票(写し)を提出させることはこれに該当します)
※家族に関する事(職業・続柄・健康・地位・学歴・収入・資産等・・家族の
仕事の有無・職種・勤務先はこれに該当します)
※住宅状況に関する事(住宅の種類等)
※生活環境・家庭環境に関する事
等が該当してきます。
他にも 「思想信条に関わることの把握」等あります。
宗教・労働組合などは良く知られていますが 購読新聞や愛読書等も
これに該当してきます。
そうすると上記のような質問は注意すべき内容になりますね。
厚生労働省では 採用基準の基本的な考え方として
1、応募者の基本的人権を尊重すること。
2、応募者の適正・能力のみを基準として行うこと。
この2点を基本的な考え方として挙げています。
採用の面接をされる方は 気をつけたいポイントですね。