運ばれてから2日後、

検査結果と入院生活についての話を聞きに病院へ。

この2日間点滴のみだったのか、ちゃんと食べたり飲んだりできてるのかも分からないままだった。

今さら聞いてもだし。聞かなかった。


先生がきて看護師さんやらも同席。

先生は血液検査の結果を丁寧に説明してくださった。

そして「急性巨格芽球性白血病」と。

私は冷静に聞くつもりだったのに、涙が溢れてまともに話なんて耳に入らなかった。旦那さんは隣で冷静に「はい。はい。」と聞いてくれていた。

先生から「なにかご質問などありますか?」

と問われても何も分からない。分からない事だらけで何を質問すればいいのかもわからない。


ただ、ただ「よろしくお願いします」と頭を下げるしかできなかった。


先生と話たあとは、病棟の看護師さんからのこれからの入院生活の話になった。

起きる寝る時間だったり、入院に必要なものだったり、面会時間だったり。

合間合間に少しお待ちくださいと席を外す看護師さん。

話す時間より待つ時間の方が長かった。


ふっとご飯の時間になるなぁ。と思った。


看護師さん戻ってきて、私が娘は夕食出ますか?ときくと「出ますよ~」と。(あっでるんだ!)と思ったが、

えっ!?食事の進み具合にについての話しはされてないし、してないと焦った。


「すいませんうちの子ダウン症なので、まだまだ離乳食中期くらいなんです💦」と伝えると、看護師さんがあせりだし、また席を外した。


(なんとか間に合って…)と願った。


看護師さん戻ってきて「なんとか変更間に合いました」と言われた。そこから食事の進み具合とか発育状態の話になった。私は説明しながら(それが普通最初だろ。。)

と思ってしまった。


全部の説明が終わって、帰り際に一目でも見れますか?

ときくとドア越しになら~と。顔みることができた。

個室のドアを覗くとこちらを見ていた。

私はやっと顔が見れた嬉しさと、想像より楽な姿が見れた安堵感やら色んな感情から泣き崩れてしまった。

娘はしんどそうなのに、少し手を動かしてくれて私たちに反応してくれてるようだった。

1分もしない時間だったけど、顔が見れただけで、私はすごく安心できて心が晴れた。


帰り道は泣かずに帰れたし、笑顔で実家に子供たちを迎

えに行けた。

私は夜も泣かずに寝ることができた。