もしかして白血病??? | 明るい反抗期の娘がアメリカでガンになった話 急性リンパ性白血病

明るい反抗期の娘がアメリカでガンになった話 急性リンパ性白血病

アメリカである日突然白血病と診断された娘
病気の本人がもちろん一番つらい。
でも回りの家族も同じくらいつらい。。。
反抗期真っ盛りでぎくしゃくしていた母娘関係の中でお互い戸惑いながら(楽しく)治療に向かい合う母側からの記録

娘が高校に入って2ヶ月

高校に入ってからミュージカルのクラブに入った。

今週末、金土日とその発表で4公演する予定になっている。

この練習もあって毎日夜遅く、朝も早くて宿題もあって多分寝るのは1時過ぎ。たまに2時3時。そして朝5時起床。

ほとんど寝れてない。

でもミュージカルが楽しいみたい。

どんなことしてるの?どんな発表になるの?

と聞いても


「うーん、よくわからん」


1日の会話は基本これくらい。

朝おはよーといって二口くらいなにか食べて登校。

帰ってくるのは夜9時過ぎ。

私「お帰り~!学校どうだった?」

娘「うん、まあフツー」


これくらい話したら食べ物を持って部屋に行って勉強しながら夕食。

1日の会話時間多分三分ない。

この中でちょっとした不調を見抜くのはなかなか大変だった(と言い訳)


いよいよ金曜日のミュージカルの発表の日。

12月、外は雪が降る中

下の子たちを連れて観賞へ。


ちょい役ながらも上手にやっていた。

生き生きとしている姿をみたのはかなり久しぶりな気がする。


やっぱり気分、思春期、ホルモンの関係だったのかも知らないなとホッとした。


そして土曜日、今日は午前午後と二公演今日もあんな元気な姿を見れるならと私だけ見に行こうと思っていたら


娘「ミュージカル行くのやめるわ」


私「は?だってめちゃくちゃたのしそうだったし、やりたがってたじゃん?」


娘「体調良くない」


私「でもさー、あなたが休んだらほかの子にも迷惑かからないの?行ったほうがいいと思うけど。」

た後からあ思えばここで娘のことより周りの人への体裁を気にしていたなと。


でも本人が行かないと言うなら仕方ない。家で過ごすことに。

ベッドのシーツを替えようかと、せっかくだから娘としようと声をかけてみた。


娘「体ダルい」


私はやるのがめんどくさくてこう言っているのかと思って、


「じゃあシーツの向こう側だけ持ってて」


とお願いしてみた。


シーツを広げたところで娘は息切れしてシーツの上に倒れ込んだ。


「やっぱり風邪じゃない?熱測ってみる?」

とはかってみたら37.5℃


うーんちょっとあるねー。


「明日もゆっくりして、月曜日病院もう一回行ってみる?」


すると娘が


「なんかさー、調べてみたんだけどさー、私白血病じゃないかなー?と思うんだけど。。。」


私「は?なんで?なわけないじゃん?」


娘「でもさー、Googleで検索すると白血病か、赤血球再生不良性貧血か、Monoかのどれかなんだよねー。寝汗もすごいしさー。疲れやすいし。エレベーターパスもらったけど、エレベーターまでたどり着くのに時間かかって授業遅れるし。」


私「Monoって何?」

とGoogleで調べたら伝染性単伝染性単核症。別名キス病。


私「あんた、誰かとキスしたの?」


娘「してないし💢」


聞いたこともない名前が出てきて私が焦る。


月曜日を待って病院に行こうと思ったら月曜日はまた担当の先生がお休みで諦める。


体調も少し良くたなったらしく月曜日は学校に行った。

しかしその夜12時頃そろそろ寝ようとベッドの中で携帯を見ていたら、すごい勢いで娘が寝室に入ってきた。


「おかあさん!目が見えない!!!右目が黒くて何も見えない!!それにお尻から血が出る!!!」


私「えー!どーゆーこと??」


このところこ娘がこんなにお母さんお母さんと言ってきたことすらないのに。


あわてて電気をつけてか目を見てみたけど、私には特にわからない。でも顔が青白い。熱を測ったら38.5℃。脈も手首に指をおいてとってみた。

早い。めちゃくちゃ早い。15秒の間に30回。

1分で120???

これはヤバい。

とりあえず、同じベッドに寝て朝を待つことにした。