社会人予備校の松本です。
社会に出ると、お金の稼ぎ方や仕組みについての多くを知る事ができます。
生産性の高い仕事や業界バブルに乗っかって、同年代の人よりも多くの給与を手にする人もいます。
みんな誰でもお金は稼げた方が良いに決まってます。
しかし、お金を稼ぐことにあまりポジティブなイメージを持っていない人もいます。
特に親から子供に教えるときに、自分の仕事の経験から話をするので、自分がもらっている給与以上だと高いと勝手に判断します。
だから子供も親の生活スタイルが基準になります。
しかし重要なのは稼ぎ方やだけではなく、使い方の方がよっぽど大事です。
サラリーマンの場合、決まった給与をやりくりする事が使い方になってしまっています。
そのお金の有効な活用方法まで分からず、節約こそが美学という人もいます。
その場我慢する事が大事であるという事を幼少期に学びます。
これはこれで大事な事です。
しかし、お金の使い方は今ある物をいかに減らさずに貯蓄するかだけに固執せず、いかに増やすかも考えなければいけません。
しかし、多くの大人は投資=ギャンブルという考え方を持っている人が多くいる事も事実です。
投資を子供の頃に学ばない子供は、投資=ギャンブルという考え方のまま、社会に出ていくのです。
しかし、今回私が言いたいのは投資についてではありません。
皆さん、セーフティネットって分かりますか?
日本で言えば、働けない人が生活保護を受けて最低限度の生活を維持できるようにする制度のことです。
このようなセーフティネットは色々な分野であります。
終身雇用もその一つでしょう。
セーフティネットがあっても格差はそれだけ広がります。
日本は15.7%と決して低いとは言えませんね。
日本の場合は中間所得の世帯が大多数を占めているので不満も少ないのかもしれません。
不満が少ないというよりは、みんな一緒だからこんなもんだろう、みたいな村的な考えなのかも知れません。
しかし、格差社会すらない貧困な地域は世界中にあります。
産業も無くリーダーもいない、生きていく事で精一杯で学ぶ事すら出来ない。
特にアフリカ諸国に多い発展途上国です。
セーフティネットは無く、自業自得というにはあまりにも環境の差が他の国々とありすぎる。
こういった国には誰かが手を差し伸べないといけません。
所得が一般の人よりも高い人は、より多くの消費をする事で社会に貢献しなければ行けません。
また、可処分所得(生活する上で必要な経費を引いた残りの自由に使えるお金の事)を有効に使わなければいけません。
私の場合20代の頃から恵みれない子供達への寄付を続けています。
昔はプラン・インターナショナルで寄付をしていました。
自分の寄付したお金が特定の子供に使われます。
私の場合ケニアのケーサちゃんでした。
一度文房具を送ったことがありました。
30代半ばからユニセフで現在はグッドネイバーズでバングラディシュのmuhumadちゃんを支援しています。
月々4,000円ですが、彼女にとっては十分な医療費や給食代になります。
手紙での交流しかできませんが、私が続けているライフワークの一つです。
お金の使い方は人それぞれです。
このお金は利益を生むお金の使い方では無いかも知れません。
しかし、私の考え方の一つで、国や自治体が打ち出しているセーフティネットで救い上げれない人達は、地域のみんなで救い上げないといけません。
これは納税とは別の義務だと思っています。
私はこれを続けていたので地域貢献も難なく出来たのかも知れません。
子供達にも、今置かれている環境が誰かの協力で与えられている事を理解して、社会人になった時に、社会に返せる人になってもらいたいですね。