電車に乗ったときのこと、盲導犬を連れた男性がいました。 ハーネスをつけられた犬はお仕事中。 かわいいなぁと思っても話しかけてはいけません。 種類は黒のラブラドールレトリバー。 ご主人様をきちんと案内してます。 その時、電車の席はあいていましたが、座るまでの案内はしてませんでした。 盲導犬はきちんとつり革が掴まれるところでとまるのです。 凄い。 目の前の人がささっと席を空けます。 でも声をかけないので、伝わりません。 盲導犬は床に座って待機中。 盲導犬はそこまでは言わないのです。 私は迷ったあげく、声をかけました。

’前の席、空いてます。 お座りにならなくて大丈夫ですか’と。 うまく言葉をかけれなかったのですが、その方はにこぉ、と微笑んで’ありがとうございます’と、手を差し伸べた方が良いのか迷っているうちに席に座られました。 その笑顔がとても素敵でした。 

席をあけた人が、どうぞと一言声をかければきっとお互い気持ちよい意思疎通ができて、素敵な笑顔の交流があったのではないかと思うと、少しもったいないなぁと思ってしまいました。

私には目が見えない親戚がいます。 幼い頃、心臓の手術が必要になり、その際、理由はわかりませんが視神経をいためて失明しました。 人間は視覚で80%の情報を得ているそうですが、目が見えない彼女の心と感覚は研ぎ澄まされてます。 視覚からの情報80%を耳から、肌から体全身で捉えているように感じます。 そして会うたびにピュアな心を伝えてくれます。 彼女から学ぶことは沢山あります。

その彼女と同じように素敵な笑顔を見せてくれた男性。 盲導犬を連れた方にどう声をかけていいのか、どう接したらいいか迷うとは思いますが(私も迷います汗)、人対人には変わらないので、声をかける勇気をもって欲しいなぁと思いました。 


さりげないことですが、声かけすることで素敵な笑顔をいただいたので、私はお役にたててよかったと思いました。   


また、盲導犬の素晴らしさを間近でみることができて、嬉しかったです。 もっともっと利用できる方が増えますように。 盲導犬を育てるってとても大変なことなんですよね。 私もいつか、ボランティアで盲導犬の子犬を育てることができたらと思ってます。 そしたら、アロマを使ってトリートメントしちゃうかもぼー。