家族とたわいもない話をしている時間が
この上なく愛おしく感じるこの頃です
会社勤めの連れ合いや娘は
朝早く出かけて
帰りはそれでもほとんどきっちり同じ時間に帰ってくる
幼子が出かけている母を待つような気持ちで
みんなの帰りを待っています
すっかり日が短くなって帰り時刻の頃はすっかり夜です
もうじき冬を迎える田畑は
採り入れもそろそろ終わって長い眠りに入ることでしょう
小さかった頃薄暗い部屋で爺ちゃんと二人で
何を話していたのか思い出せないけれど
みんなの帰りをどこか心細い気持ちで待っていたことをぼんやり思い出しました
労わり合える家族が居る
何より幸せと思える時です