今日の出来事。

妊婦健診で病院からの帰り道、北風&強風にあおられながらあせるバス停まで歩いていたら…

目の前の歩道を、私と同じ様に強風にあおられながらあせる手押し車を押して歩くおばあさんの姿が。

とにかく風が強いものだから、強風のたびに手押し車のタイヤがとってもスムーズに風に押されてしまってカナヘイびっくりまっすぐに進まない!

何度も何度も車道の方にあおられては、手押し車を歩道の真ん中に必死で戻してはまた、あおられてあせる

これは放ってはおけない!

「大丈夫ですか?どちらに行かれます?」と声をかけると、今から自宅に帰るところとおっしゃる。

「風が強くてなかなか進まないでしょ?転んだら大変だから、お手伝いしますね(^_-)」

「ご自宅はここから近いですか?」

と尋ねると、 
「たぶん…」ここの道を左に曲がったところだった「はず…」と、少し自信がなさそうに答えて下さった。

左に曲がるはずが、おばあさんは右の横断歩道を渡ろうとしてしまう。

「左だと、こちらですね?私もこの近くに住んでいるからお宅まで付き添いますね♪あちらの建物かな?」

そうそう!アレよ。と、返事が返って来たので、少しほっとした。

「今日は寒いですねぇ…外に出て、こんなに風も強くて、ビックリされたでしょう?」

寒かったから、お昼にあったかいうどんを食べるために外出したのよ、と、歩きながら今日の出来事をお話ししてくれた。

建物にはすぐに着いた。

外観は普通のマンションだけど、どうやらグループホームみたい…?!

良かった!きっと職員さんがいらっしゃるはず…!
またひとつ、ほっとした。

エントランスで無事に鍵を開けるとすぐに事務所になっていて、職員さんに事情を話してお見送りすることができた。

ついさっき、お部屋に呼びに行ったら姿が見え無くなって、探しておられたとのこと!

あの強風の中風にあおられて転倒したり、車と接触して事故にあったりしなくて本当に良かった〜あせる

実は昨年、私が活動している日比野商店街の女性部で、認知症サポーター養成講座(初級編)を受講したのです。

認知症の症状の特徴や、徘徊などを見かけた際にどの様に声をかけたら良いか?など、初級編ではありましたが、じっくりと学びました。

日比野の町にもたくさんの介護施設やデイサービス、グループホームが増えて来ているので、商店街でそう言う現状を把握して、いつでも対応できる様に学んでおこう!と取り組んだのでした。

今日、実際にこの様な体験をして、
学んだことが少しでも活かすことができて、何より無事に施設まで同伴できて本当に良かった。

でもきっと、これからますます認知症についての情報共有だったり、今の現状、対応の仕方など

地域住民の方々に知ってもらい
町内会や地域で共有し、サポートができる環境を整えて行くことが必要になって来るのではないか…?と、痛感しました。

私はたまたま、子育て支援と言う活動をする中で高齢者支援や多世代共生でのまちづくりに取り組み、こうやって学べる機会や情報が入って来たから、認知症についても身近に感じて学べるきっかけを得ました。

でもきっと多くの人は、ご自身のおじいちゃん、おばあちゃん
親が実際に介護が必要になったり、認知症の症状が出て来たりしないと
考えるきっかけになる事はほとんど無いのかもしれません。

その様な状況になる前に少しでも知っておく事で、これからの準備もできる。

そして、自分の身の回りで困っている人を見かけた時に力になってあげられたり、専門機関に連絡をして助けを呼んだりと、対応ができる様になると思いました。

とにかく、見て見ぬふりをしない!

そう言う気持ちを持てる人たちが少しでも増えていったら、子育て世代はもちろんですが、高齢者の生活の安全・安心にもつながるんじゃ無いかな?

そう言う環境やつながりの輪を、少しずつでも広げて行く事
それが、SmileLinkとしての活動の理念でもあり、日比野商店街のメンバーとして、私も責任を持って取り組んで行かなければいけない事だと改めて感じたのでした。

今日は「認知症サポーター」として、少しでも役に立つ事ができて本当に良かったです。


認知症サポーター養成講座の情報は、各区の社会福祉協議会でも発信していますひらめき電球

個人で養成講座を受講することもできますし、例えば、町内会や学校、団体の集まりに出張で講座を開いていただくことも可能です!

私たちも商店街として出張で講座を開いていただき学べたことで、認知症についての知識の共有が町の中での連携にもつながって行くので、安心で安全なまちづくりに活かして行く事ができます。

みなさんも受講の際にはぜひ!

ご近所のお友達をさそったり
サークルや町内会、子ども会など団体になって学ぶ事をおすすめしますキラキラ


私もお世話になっている、熱田区いきいき支援センターのFacebookページをリンクしましたカナヘイ花