今日は、「経年テスト」の結果を持参してくださったご家庭があったので、ブログを更新したいとおもいます。

 

この調査は、大阪市立小学校の3年から6年を対象として実施され、主な教科に関する調査(教科は国語、社会、算数、理科、英語の5教科)と、児童質問紙調査が同時におこなわれる経年テスト。

 

過去の結果では、質問紙と学力のクロス分析の結果をまとめた「大阪市小学校学力経年調査から見えた傾向について」で、テレビやビデオ・DVDを見たり、ゲームをしたりする時間が長くなるほど、平均正答率が低くなっていることや、学校の授業時間以外に勉強する時間が長くなるほど平均正答率が高く、1日あたりまったく勉強をしないと回答した児童の平均正答率は60%以下となったとの結果も。(引用:リシードメンバーズのHPより一部引用しています)

 

大体の範囲はわかるものの、勉強をして時間が経っている単元があったり、又、通常の小学校でおこなわれる小テストとは違って、経年テストでは思っているほどの点数が取れないこともあります。

 

しかし、ここはテストの結果に重きを置くのではなく、どの分野のどのような問題が苦手なのかを分析、そして今後の対策をどう立てるのかの参考に役立ててほしいと思うのです。

 

 

事業所の方でも聞いていると、やはり家庭学習をしている割合はどうしても少ない傾向にあるように感じますが、学習の理解度や学習状況を把握するためには、ご家庭での学習の状況を見ることが一番の近道であり、学校で学んでくる学習のみでは、実際のところ、どれほどの学習を理解できるかについて把握することは難しいと思います。小学1年生から教えてあげることができるように、この年度替わりのタイミングで、いまいちどご家庭での学習習慣や環境を見直してみてはいかがでしょうか?

 

 

そして、にわかに動き始めているように感じる「通級」「特別支援」問題。こちらも気になっています。

全ての学校に通級教室を設置して、通級or特別支援のどちらを選択するのかを決めないといけないとか・・・

 

まだまだ、どのように変わっていくのかが見えてこない部分が多いにもかかわらず、意向について聞かれたという話も出てきているようです。

 

 

そこで改めて、通級と特別支援学級の支援体制などの違いについて、少し参考になる資料がありましたので、以下にまとめます。

(実際とは異なる部分があるかもしれませんので、ご参考程度まで)

 

通級と特別支援学級の違いとは?

  普通学級(+通級)1時間/週?は通級に通わなければいけない?  
  普通級、一般級(+通級指導教室)  
  約40名 ※小1は35名  
  カリキュラムに合わせた授業  
  多くのクラスメイトと交流がもてる  
  抜けた授業の補填がない場合がある  

 

特別支援学級 十数時間?/週は特別支援クラスで授業を受けることになる?

支援級、○○○○学級など

  8名以下

個別の支援計画に基づいた授業

  個人の特性に合わせた指導が受けられる

全員が専門性の高い先生ではない、内申点がつかない場合が多い?(中学)

 

うーーん、極端すぎるような。。。

 

 

中には、クラスの友達との交流が減るのではないかと懸念されたり、支援級を選択したけれどやっぱり通常級に戻りたいとなってしまう子もいたり、個別のケースに応じて臨機応変な対応を求めていきたいところではありますが、どうなっていくのか・・

 

一番に通うのは子ども本人になるわけですので、できれば子ども本人の意向が尊重されるのが望ましいですが、十分に検討を重ね、保護者の判断で決めなければいけないということであれば決めていかないといけません。

 

 

でも、これだけは言わせてください

 

勉強が全てではありません!

 
でも、勉強を通じて「できた!」「わかった!」を積み重ねていけた経験は、必ず将来に活かしていけると思います。
 
そして、学習への動機づけは、集団への適応力にも影響を与えると考えます。
 
くり返しになりますが、勉強だけではありません!
 
友だちから学ぶことも沢山あります。
 
いろんな経験を積み重ねてほしいと思います。
 
 
 
最後に、これから控える新年度。
 
入学、クラス替えなどによる環境の変化に慣れていけること、コミュニケーション、自分のよいところを知ること、自分と相手の個性や長所を理解し、尊重し合える経験、学校からの手紙を親に出す、身支度、目標を持つ、課題対応力を身につけることetc
 
たくさんのことに目を向け、簡単に通級がいいとか、特別支援がいいなど、比べることはできないのですが、
 
子どもにとって良い環境を整えてあげたいですね。
 
上手くまとめられませんでしたが、今日はここまで。