今回も中途半端に放棄していた記事を引っ張り出してupします。
夏休みも中盤に入ったころのお話。
もうあちこちに人が溢れてましたね。
毎日でろでろに溶けながら過ごしていたのも今となっては懐かしい。
少し疲れた様子の親御さんと元気いっぱいのちびっこ達。
正しい夏の過ごし方かと思われます。
そんな暑く人が多い中でもたまには生き返るための活力をということで母とランチに出かけることが多かったのですが、この夏休みも京都の某ホテルで贅沢ランチを堪能してまいりました。
私が小さい頃は「ホテル」でランチなんて贅沢で、そしてちょっと特別な場所だったのですが、現在ではランチなんかだと割合気軽に食べれたりするんですよね。
小さい頃のホテルでのお食事は、我が家の両親にとっては子供をそういう「場」に慣れさせ、「マナー」を教える場でもあったようです。そのおかげで今はどんな場所に行っても物怖じしないし、他人様に不快な思いをさせない程度のマナーを身につけることができたと思います。
それはさておき。
夏休みまっただ中の母とでかけたホテルランチ。ビュッフェスタイルのカジュアルレストラン。
やはりそこには沢山の子供たちとその家族が山ほど。
まぁ、それは良い。
百歩譲ってテーブルの下で子供たちが遊んでいたり、よちよち歩きの子供にお料理てんこ盛りのお皿を持たせて歩くのも、少しは眼をつぶろう。
だけど、その日私達の隣に居た親子とそのご友人方はいかがなものかと思いました。
大人は女性三人。
一人は4歳くらいの女の子を連れた若いママさん。
私たちが席に案内された頃には御食事は済まされて、デザートのお時間だったよう。
もうおしゃべりに夢中で、子供がいるのを忘れているんじゃないかと思うほど。
大人がおしゃべりしている間って子供には退屈な時間。
例にもれずその女の子もじっと座っていることができず、テーブルの下に潜ってみたりして遊んでいました。
そのうちもっと飽きてきた女の子は、ママに何やら話しかけるも軽く流されてぐずりだしました。
そこでそのおかあさんとお友達は女の子に「ケーキをとってきてくれる」と頼んだのでびっくり。
しかも二回も。
一回目は、私が勝手にハラハラしながら眼で追っていて、危ないと思ったところでウェイトレスのお姉さんに頼んで手助けに行ってもらってセーフ。
二回目は、お姉さんが手を差し伸べた瞬間、タッチの差でひっくり返ってしまいました。
食べ物が置いてあるテーブルは4歳の女の子にはとても手が届くところではありません。
案の定女の子は背一杯背伸びをして手を伸ばして、ひっくり返って泣きだしてしまいました。
そして、その瞬間近くにあったアイスクリームコーンを床にばらまくという大惨事。
泣き声を聞きつけて、やっと御母さんが女の子を迎えに行ったものの、最初に出た言葉は「何やってるの!?」でした。
ホテルの人間はアイスクリームコーン20個ほどダメにされたにも関わらず、そのおかあさんにお詫び。
そしてテーブルに置かれたケーキは手つけずのまま。ただ子供を黙らせるためだけに取りに行かせたケーキ。
もったいない。。。。
ホテルの人達はシッターでもないし、ましてや親でもありません。
一日の中で一番忙しいであろうランチ時で、ましてや夏休み。
私は思わず隣で「親が悪いんじゃない」って言ってしまいました。
耳に届いていたかどうかは分からないけど。
そう思わず言ってしまいたくなるようなシーンでした。
小さい子供はなんでもやりたがるし、それも経験なので状況が許す限りさせてあげればよいと思います。
だけど、それは他人様に迷惑をかけないというのが前提。
お金を払っているんだから、なんでも許されるというのは大間違いです。
その後、お母さんに叱られた女の子は可哀想に泣き疲れて眠ってしまいました。
今回の件は彼女が悪かったわけではないのに。
小さい子にきちんとTPOをわきまえたマナー等を教えてあげられる、そんな大人になりたいと思った夏休みランチでした。