バイリンガルキッズ~漢字学習の苦悩。~ | Colorful Days.

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今までのこと、今のこと、今からのこと。日々のいろいろを書いていく、そんなブログです。

私が今まで出会ってきたキッズ達は在米・日含めてもほぼ9割が日本語と英語のバイリンガルキッズ達です。

さて、このバイリンガルキッズ達にはほぼ全員に同じ苦悩があることをご存じでしたか?

それは、「漢字学習」です。難い


ご家庭の教育方針にもよりますが、私が接してきた子供たちのほぼ全員が「日本語も学んでほしい!!というご家庭の子供たちでした。


アメリカには地域によって日本語補習校があり、ハーフの子供達や日本からの駐在員さんの子供達が通って来ています。学校では日本の学校で使われているのと同じ教科書を使い勉強していきます。


さて、この日本語補習校実はバイリンガルキッズ達には少々重荷な点もあります。 (私調べにひひ


まず、補習校の授業は週に一度。学校

おおむね毎週土曜日辺りにあります。

子供たちは平日は現地校に通い、土曜日は補習校。

現地校のお友達より一日多く学校に行かなければならないということに不公平を唱える子多し。しょぼん


そして宿題の多さ。本


現地校と違い補習校は週一回。

なので宿題の多さも現地校より圧倒的に多い。ガーン

一週間分まとめてですからね。(学校にもよります。)

まして補習校は自分の母国語ではない日本語となると、子供たちはどうしても後回し。

終わらないと補習校に行くのが憂鬱になるようです。(これはどこの国の子供でも同じですね。)


そして最大の難関は「漢字学習。」


漢字は学年が上がれば上がるほど覚えなければいけないものが増えていくし、なによりもその見た目から難しく感じるらしい。

そして書き順・音読み・訓読み等覚えることが一つの漢字に付き山ほど。

二つくっつくと読み方が変わったりするという部分ですでに拒否反応。


日本に居るのと違って周りにあるのは全て英語で、日本語や漢字を身近に感じることが少ないバイリンガルキッズ達には日本語の学習は少しストレスになっているのかもしれません。

多くのバイリンガルキッズがいう言い訳もこれまたほぼ同じ。ガーン


「私は(僕は)アメリカ人でアメリカに住んでいるんだから日本語なんか出来なくてもいいんだ!!


はい、この言葉最近では昨晩、T君のお姉ちゃん、Kちゃんからも聞きました。パー


Kちゃんはインターナショナルスクールに通っているので通常は英語オンリーでの授業。家でも基本は英語。

ご両親の方針としては「おじいちゃんおばあちゃんとコミュニケーションがとれるくらいの日本語が出来ればいい。」という考えなので特別補習校へ入れたりはしなかったそう。


ただ、Kちゃんは物心ついた時からお父さん意外とは英語でしか過ごしてないので「日本語や漢字を勉強しなければいけない意味がわからない。プンプンだそうで日本語に全く関心なし。(言葉は知っているけど意味とリンクしていないので日本語を使うことはほぼしません。)


ところが、日本へ越してきて周りは学校と家意外は日本語。

もうその時点で彼女は相当のダメージを受けているところに、学校では日本語のクラスが必修になっていて最近漢字を習いだし、それについてのテストがある。


そう、そのテストの出来が彼女を苦しめているのです。ガーン


ま、早い話テストが出来なかった上にお友達が「お父さんが日本人で日本語教えてるのにできないの!?てなことを言われたのが悔しいと。しょぼん


悔しさをばねにして頑張ってくれればいいのですが、彼女の場合「私はカナダ人だし、家族はみんな英語が話せるんだから、日本語や漢字をやらなければいけない意味がわからない。プンプンとなるようで、ご両親もどうしたものかと思案中。(おじいちゃんおばあちゃんとはお父さんを通じて話をすればいいやと思っているそうです。)


漢字学習は常にバイリンガルキッズとそのご両親の悩みの種のようです。


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