合宿には、言語学者の伊藤雄馬先生も参加されていた。


↑noteも面白いです!!



1日目の夜のセミナーで、

伊藤先生の農業体験の感想を聞く機会があった。





伊藤先生のお話はとても面白くて、


「田んぼの作業しながら、何を考えていたかというと、この動作には何語が合うのかな、っていうことなんですよ。」


と言い始めて。





その瞬間から、「ヤバイ!!!!!」


って笑みが止まらず興奮してました。





この興奮は、久しぶりの、変態を見つけた!!!というヤバイです。


集団の一番後ろで、めっちゃニヤけていたと思います。



私にとっての変態は、「天才」よりも上なんだけど、聞こえが悪すぎますかね💦






伊藤先生のお話をピックすると


・それぞれの言語の音が響く場所が違うこと


・言語から動作や暮らしがあるんじゃなくて、

動作や暮らしから言語が生まれている


(違うのかも💦私はそこが残りました)




このお話の前後に、


吉右衛門さんが、


「雪が降ったら東京の映像で、スッテンと転ぶ

シーンとか映し出されるけど、山形の人ではあんな風に転ぶなんて絶対に有り得ない。」


ってお話しされていたことと繋がって思ったのが、


日本にある様々な方言について。






地球には沢山の言語があって、

その中でも日本の中には方言という沢山の種類の言語があって、なぜこんなにあるんだろう、って思ってたんですよね。


でも伊藤先生のお話を聞いて、

「だからか!!」と思えた。






雪国の重心が低くないと生活できない場所での方言の音の響きと、


暖かい場所での方言の音の響きは、


カラダで響く場所が違う。





友人に全国転々としている人がいて、


関西にも長い期間住んで生活していたんだけど、

関西弁は喋れるようにならなかったらしいのね。


でも、今、雪国にいてて、

そこの場所ではその場所の方言を少し喋ってるって言ってて。



関西では、関西ならではのカラダの使い方を強制的に行うことはなかったけど、


でも雪国に行くと、


雪国ならではの作業が強制的にする機会があって、

またそこで始めた農耕作業だとか、

そういうのも相まって、


彼女が雪国での方言を話すカラダの準備ができたから、その方言を喋るようになったんだろうな。と思ったんだよね。






ふと思い出したのが、


お寿司の職人さんが、

握れるようになるまで10年かかるっていうお話。


数年前に

3ヶ月でお寿司を握れるようになるっていう

学校があるんだ、という話を聞いた。

(今でもあるんだけど)




今からのお話は是非を言っているんではないことを念を押しておくけども、


数年前の私は、

効率主義みたいなところがあったから、


10年も握らせてくれないとか、

なかなか立たせてくれない、とか


そういうのが意味わかんなくて、


3ヶ月で立てるんだったら、めっちゃいいやん!!としか思えなかったんよね。




だけど、

今回、伊藤先生のお話に触れて


そういう10年かけてきた意味というか、

そういうのが、

「なるほどなぁー」って、思う気持ちが出たんだよね。



もちろん、私が感じた「なるほど」は

ほんの一部でしかないと思うんだけど、


でも、「なるほど」と思えたことが嬉しいと思った。





それに伴って思い出したのが、


好きだった漫画

「おいしい関係」




主人公が、料理家になっていく過程の中で、

最後の方でお母さんが、


「おいしい料理を作る背中になってる」


みたいなことを言ったセリフが印象に残っていて。

その時も

なんだ、その背中って、

と全く意味がわからなかった。


それも、「あぁ、そうか」って今日思えたんだ。




言語とカラダ。


カラダと意識、精神との関係について色んな考察をしてきたけど、


ここに言語が絡んでくるとは!!


学びの旅はまだまだ続きそうです♪





合宿編もまだ続く(多分(⌒-⌒; ))


伊藤先生については、YouTubeで色々上がってます。


個人的には、

こちらの動画が面白かったです!








これは長いですけども。個人的に宮台さんも好きなので^ ^