「マニラに着きましたけど。」とエイジさんが僕に電話をかけてきた。

 

 

0.01秒?の時間で僕は次の事を考えた。

「間違え電話?マニラについたということはレストランの買い出しだ。青木さんも一緒のはず。でも青木さんは今、エイジさんと一緒にはいない。」

 

 

「エイジさんこんにちわ。テルですけれど。」

「青木さん電話に出ないんですよ。」とエイジさん。

 

 

また0.01秒で考えた。

「青木さんが電話にでない?いつものエイジさんのやり方で、一回電話しただけで出なかったので僕に電話してきたんでろうな。」

 

 

「青木さんに何回電話したんですか?」

「一回電話しましたけれど。」

(やっぱり。)

一回電話して出なかったので、諦めるのではなく。ということを何百回も丁寧にあらゆる方法を用いて説明してきたこの団体ですが、現時点では無理なのです。

「・・・・」

「青木さんに 電話します。」とエイジさんにそう言って電話を切った僕です。

 

 

青木さんに電話をしました。

「エイジさんそちらにかけてきたんだよね。」

「はい。、青木さん電話にでないって言っています。」

「何かあったんですか?」

 

「飛行機がつく時間になっても連絡がつかなくて、多分遅延だったと思うんだけれど、連絡がないんだよ。それでこちらから30分おきに電話を入れていたんだ。呼び出し音が鳴っているのにでないんだよ。ようやく電話にでたけれど。」

 

 

「それで、小さなお金を持っていますか」と聞いたんだ。

「なんでですか?」と聞き返したから「タクシーに乗るでしょう。」とヒントをあげたら『3000peso。あります』と言うんだよ。」

 

 

「違うよ。いくら持っていますかと聞いていなくて、小さなお金持っていますか?と聞いたんだよ。100peso 50peso何枚持っているのかを聞いたんだよ。」

「今から財布を調べて後で報告します。」と言ってエイジさん切ったんだよ。

 

 

青木さんに何も言えない僕です。

これは、エイジさんだけではないですよ。

青木さんによれば、ASDのある特性の人たちにみられることらしいです。

 

 

社会で生きていけないですよ。

ゴミの中で息絶えている姿で発見された。一人暮らしだった。

近所の人はその姿を見たことがない。

そんな新聞記事を時々見かけます。

 

 

それだけはなんとしてでも防がなければ・・・・。

 

 

しかし!!

みなさん。

青木さんは、まだエイジさんに希望を持っているんですよ!!

 

 

はっきりとした希望です。

それはまた次回。

オーダーメイドの個別支援で希望を現実にする。

 

それがこの団体です。

頑張れ。

 

 

 

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