家庭を安全基地にする事をpurpose(志)に、心理学、モンテッソーリ教育、マインドフルネスストレス低減法MBSRなどの学びや、自身の経験、また絵本の素晴らしさを伝えたく、情報を共有させていただいています。

今回ご紹介したい書籍は、
ポリヴェーガル理論入門-心身に変革をおこす「安全」と「絆」

著書:イリノイ大学名誉教授、ノースカロライナ大学精神医学教授などを歴任され、生物医学工学、人間工学、精神医学、小児医学など250本以上に論文を発表されている方です。
訳者:花丘ちぐささん(私もフォローさせていただいています)公認心理師であり、「国際メンタルフィットネス研究所」の代表の方です。

ポリヴェーガル理論とは(以下、本文引用)
ポリヴェーガルの真髄:
安全を求める事こそが、私たちが成功裏に人生を生きていく土台である」


この本を手にして1番に感じたことは、
私が幼い頃から抱えていた、生きづらさと関係している、さらに私の目的である「家庭を安全基地にする」という事の重要性に繋がっていました。



安全であること→
私たちの健康、成長、回復が促進されます。
さらに
個々の創造性の発揮、潜在能力発揮、生産的である

これが実現できます。


本書でも問題定義されていますが、
では


私たちの社会、家庭は安全についてどのくらい優先的でしょうか??




家庭、学校、職場、地域社会。

「安全である」ということの重要性がまだ不十分に思えます。


実際、私が幼少期、父母の絶え間ない喧嘩により、私は5歳まで言葉を発することができませんでした。

私の発する言葉で、家族がバラバラになることが怖かったです。(これは成人になり、ある方に治療をして頂き気づいた記憶です)

さらに、小学校6年生に通った塾、公立中学1年生の時に数々の先生から「勉強しないと高校へ行けない‼️」と言われて続け、間に受ける性格の私は、このプレッシャーで心身を壊し、死の間際まで自分を追い詰めました。(後に心理学、マインドフルネスMBSRストレス低減法を学びABC理論という考えに出会い、自分の考え、認知によって、この最悪な結果を引き起こしてしまったことも理解はしております。)


では何をすればいいか。


本書でも取り上げていますが、
子供、パートナー、職場の人間関係において話を聞く時、「見る」「聴く」「感じる」を意識するだけで、話をする立場の人は心理的安全を確保できます。



さらには、話す側の気分、感情の主体的状態を改善することが可能です。(本文引用)


具体的な双方の流れは、
①話を聴く側
相手を「見る」ことで相手と交流しようとする意図を明らかにする

②話す側
見る側が自分を歓迎しているか、関心を持っていないか。感じ取ることができる。

③双方で見る」「聴く」「感じる」(社会的交流の促進)により、何か問題を抱えている場合などは治療的瞬間になるようです。


セラピストとクライアントの関係でも、まさに、この社会的な交流を促進することを行なっているんですね。



そして大切な事は

お互いに
「安全である」
「信頼できる」
この合図を送り続けることです。


話を聞くだけではなく、子供やパートナーと挨拶をするとき、家に帰ってきたり、外出する時、目を見て相手を受け入れる姿勢を意識する。そしてお互いの感情を感じ合う。
職場、学校の人間関係でも応用ができます。


素敵な本に出会えたことに感謝です。
⭐︎今日も笑顔溢れる1日になりますように⭐︎