逃げ地図講座にいってきました | YOKOHAMA・SmileFactory

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NPO法人かながわ311ボランティアネットワークさんが開講している「第5期 防災教育ファシリテーター養成講座<初級編>」の3日目、逃げ地図講座にピンポイントで参加してきました。

逃げ地図とは・・・
目標避難地点までの時間を色鉛筆で塗り分ける手づくりの地図です。
道路が色ぬりされることで、直感的に危険な場所と逃げる方向を理解することができます。
ですから、逃げ地図を見ながら、または作りながらより安全な避難を考えたり、課題を考えたりすることもできます。
(逃げ地図ウェブより抜粋)

つまり、津波や土砂崩れの時に、目標の避難ポイントまでどのくらいの時間がかかるのかを色分けした地図を作る、ということ。
地図を作りながら、どうやって逃げるのがいいのか、その地域の課題点は何なのかを考えるというワークです。

HUGと一緒で、文章であれこれ説明するよりやった方が早いですが(苦笑)

今日は鎌倉の地図を使って、逃げ地図を作りました。
5人ずつの2グループ。
違いを見るために、
Aグループは「橋・市街地の避難ビルや避難タワーが使える」
Bグループは「橋・市街地の避難ビルや避難タワーが使えない」
という条件の違いをつけて開始です。

私は厳しい条件のBグループで作業。


最初の様子。
地図は真っ白。

ここから、高齢者が歩くスピードということで分速65mと仮定して、高台の避難ポイントから3分ごとに進める距離で色分けして塗っていきます。



どんどん塗っていきます。

海に降りていくに従って、色がだんだん濃くなっていく=避難に時間がかかる ことが目に見えてわかるようになっていきます。

浜辺は暗い色=避難に時間がすごくかかる。

塗りながら、
・橋が通れないお陰で、袋小路になってしまい、どこにも避難できない場所がある。

・鎌倉特有で狭い道が多く、車一台でも立ち往生してしまいそう。

・避難ポイントにたどり着くまでの道が限られるので、細い道な上、人も集中してしまって混乱しそう。

・海から離れている場所でも、道が入り組んでいるために避難ポイントまで意外と時間がかかる。

・第一小学校は、出口によって避難時間に5分以上差が出ている。
→出口を選ぶことが大事。

・海に向かって歩く方が、避難ポイントに短時間で着けるという場所もある。
→津波がくるとわかっている中、海に向かって歩く勇気がない。

・道の入り込み具合によって、隣の家、裏の家とは違うルートをとった方が近い場合がある。
→「みんなと一緒が安心」というわけではない。
自分の家はどうなのかを、前もってきちんと知っておくことが必要。

Aグループ(橋・避難ビル○)の地図

一方、「橋も通れる、市街地の避難ビルを使用できる」としたAグループの地図は、海まで明るい色=避難にそこまで時間がかからない、ということが一目瞭然となりました。

右がA(橋・避難ビル○)、左がB(橋・避難ビル×)

○橋が通れない
○市街地の避難ビルを使用できない
と条件を変えた逃げ地図を作ったことで、
・橋の大切さ
→橋の耐震補強、数を増やすなどの対策が大事
・海の近くには、避難できる高いビルが絶対必要。
・橋や避難ピンがあるおかげで、逃げる目的地が増える=道の選択肢が増える、ので、人の集中を防ぐことができる。

そんな違いを感じました。

使った地図は逃げ地図を作った企業さんが提供してくれたものということで、残念ながら、これをうちのそばでやろうとするとえらい大変💦
自分の家の周りでやらないと意味がないのですが、時間を作ってやるしかないかなぁ。。。と、はやくも心が折れ気味な私。

以上、逃げ地図講座の受講レポートでした。