出産した夜に歌手になると決めた理由 | キャリアカウンセラーで研修講師でお母さんだけど、歌手なんです。

キャリアカウンセラーで研修講師でお母さんだけど、歌手なんです。

夢を見るのは30歳までだったのは昭和の時代。令和らしい、50代の生き方を模索してます。

ブログ名を変えました。

シンプルに、「あたらしい40代からの生き方」!

 

あれこれ考えて考えて

紆余曲折して

また悩んで。

 

でもいつだって最終的には

シンプルな答えになるものですね。

 

これで決定!一生このタイトルにする!

 

なんて思わないけれど

私が世の中に伝えたいことを

削ぎ落として削ぎ落とすと

こういうこと、なんですね。

 

 

 

前置き長くなりました。

 

唐突ですが、私の息子は今、9歳。

小学校三年生です。

 

 

42歳で初めて出産したその夜。

アドレナリン放出も手伝って

私は一晩中、号泣していました。

 

何者かになりたくて

とにかく一生懸命働いてきたけれど

夢を諦めて、頑張っても頑張っても

それでも何者にもなれてない私が

この子に人生の楽しさを教えてあげられるだろうか

 

って。

 

 

 

出産前のことをお話しします。

 

10代20代は、歌手を目指していました。

オーディションでいいところまでいったり

デビューのチャンスのニアミスもあったけれど

結局私は、まっとうに働く道を選んできました。

 

バイトしながら夢を目指すとか、非効率!

・・・と思っていたんですね。

選んだ仕事も公務員だったし。

 

けど、仕事で色々と吸収しないとならない20代、

両立なんて全くもってムリでした。

 

 

28歳で公務員を辞めて

アメリカにちょこっと行ってみたものの

もう自分の才能に限界を感じてしまってて

遊びに行ったようなもの。

 

夢を諦めて、30歳で結婚。

 

30代前半はとにかくがむしゃらに働いて。

何者かになりたくて。

ドクターストップかかってうつ病診断されるほど。

とにかく毎日残業して

なんとか成果を出そうとしてました。

 

 

30代後半はキャリアカウンセラーの資格を取り

働き方で社会を良くするための活動に

注力していました。

 

一方、パートナーとの関係は最悪。

私の働き方が変わったことや

色々なことに価値観が合わなくなって

37歳で離婚。

 

何がいけなかったんだろう、と

男女の心理

人間関係心理

貪るように学びました。

 

その学びを生かして、

離婚から2年で今の夫と再婚します。

39歳のとき。

 

結婚式前に妊娠がわかったけど

結婚式の翌週に流産。

 

絶望の中、スカウトされた金融機関で

悲しみを紛らわすために

働く人の金銭的リスクを守る仕事をしていました。

 

 

2年後に再び自然妊娠。

高齢出産だったけれど

じっとしていたら前の流産の記憶が蘇るし

動いていないと逆に不安だったから

臨月まで働きます。

 

 

そして、出産の夜に至ります。

 

 

あの夜、私は誓ったんです。

諦めた夢を復活させよう、と。

 

 

でも産んでからの日々は

そんなこと考える間もなく大変。

 

保活もうまくいかず

無認可保育園に滑り込んで

半年で仕事復帰したけれど

あの夜の胸の熱さが身体の中にずっと残っていて

2年後、仕事を辞めました。

 

 

そこから五里霧中をさまよう思いで動きました。

 

ライブ活動ができるようになり

カラオケコーチの仕事も生徒さんが増えてきて

カラオケスナックの昼ママの仕事も始まり・・・

・・・と思ったらコロナ。

 

悔しい。

 

負けるもんか。

 

諦めずにライブアプリ配信を始めて、

ネット投票での歌謡コンテストでの優勝、

CD制作のためのクラウドファンディングの成功、

そして長年の夢だったオリジナル曲によるCD完成に至ります。

 

 

50歳手前になって、

父の介護が本格化、金銭的サポートも必要となり

コロナ禍でもできる仕事を、となったとき、

30代で頑張ってきたことが役に立ったのです。

 

 

今では、

キャリア講師とカウンセリングの仕事で会社を設立して

並行しながらの歌手としての活動も順調です。

 

歌手として一番好きな活動は、

老人ホームや特別施設でのボランティアです。

 

 

何者かになりたかった私は

会社を立ち上げ、いわゆる「社長」になりましたが、

別にそんなことどうでも良くなっちゃいました。

 

 

何者であるかどうかは

そんなに重要じゃない。

 

自分の能力を生かして

社会に還元できる方が幸せだと

思えるようになりました。

 

 

誰とも比較せず。

自分らしい生き方。

魂がよろこんでいる生き方。

 

 

私のような生き方が正解と思ってはいませんが、

あたらしい時代の生き方のひとつとして

幸せな選択肢です。

 

みなさんには、

何か途中で諦めていたことはありますか?

 

 

魂は、満たされたがっているかもしれませんよ。