このゴールデンウイーク以来は義母、母、伯母との時間で過ぎていったような日々でした・・・
義父がグループホームに入所し、ひとり暮らしとなった83歳の義母、
まだ、お茶を教え、出掛けることが好きで、現役の様で・・・
週二回の食料の買い物や通院、義父の所へは義妹や私が車を出すというのが常。
何の為の入所?!と、思うほど、当初は毎日、義父を見舞っていました。
「私もひとりで暇ができたから、ボランティアでもしようかしら・・・」
と言うのに、私が絶句していたら、夫がしっかり、
「あなたはボランティアしてもらっている側の人ですからね!
まさか、ボランティアに嫁や娘の運転手付きで行こうと思っているんじゃないでしょうね!?」
と、苦言を呈しておりました。
そんな義母もやっと、ひとり暮らしのペースが調ってきたようで、義父を見舞うのも週1回になり、
それなりに自由の利く生活を楽しみ始めていて、ひと安心しています。
ケアハウスの伯母は日に日に生活の質が落ち、寝たきり状態になってしまいました。
どこかが痛んだり、寂しかったりすると、無意識に喃語が出てしまい、
身体はやせ細り、体力もなくなってきているのに、声量だけはあるので、近隣の部屋からの苦情で、
スタッフルームの隣の一時介護室でお世話になっています。
伯母が元気だった頃に残していた尊厳死を希望する達筆な遺言順守し、
施設では痛みを取ること、極力伯母の望む快適な生活が送れることを図ってくださっています。
見舞う回数も増えましたが、会話が成立しなくなったのが一番残念・・・
そんな時に、模索して出会ったのがユマニチュード(フランス語:Humanitude)
人(Human)とは何かという哲学に則ったもので、基本は
- 見つめること
- 話しかけること
- 触れること
- 立つこと
伯母の目線の高さを合わせ、話しかけながら、話しかけ、手や、足を擦ると、
一瞬、喃語が治まるのです。
老いるということに思い巡らせながら・・・
言葉を介さないコミュニケーションもあり、
ユマニチュードは認知症にだけでなく、どんな場面でもコミュニケーションの基本だと、ふと・・・