ピアノについて
かこうかな。



これは私のピアノ♪
ありもっちゃんがなんか素敵なシールを貼ってくれたらしい♪
MとAの間に♪
(なんか曲のタイトルみたい♪(笑))



ん〜かれこれ30年くらいのお付き合いかな?
その前のこ
あっぷらいとちゃんは。
下取り出さなきゃよかったなって
今は思うよ。
共に過ごしたからね。
15年くらい。
椅子だけはとってあるけど壊れかけてる。




小さい頃の方が上手だった(笑)

小学一年生でバイエルが終わって
ご褒美に好きな曲を弾いていいよって
先生に言われて
エリーゼを弾いたのを覚えてる。

凄く小さかったら
手も小さかったけどね。
とても早く動く指だった。

とにかく学校から帰るとハノンからはじまり
ツェルニーソナチネって。
2.3時間は弾いていたらしいからね。

でも父の仕事の都合で転勤族だったので
小4の時に3歳からついていた先生の元を離れてしまった。






それからは少しサボってた気がする(笑)



でも。とにかく楽譜をしっかり見て!
間違えて弾いちゃ駄目!
ミスタッチなしで10回弾けたら次!
みたいな感じで。
育ってしまったわけ。



そんな私でも高校2年の時に一度
ちょぴっと反抗期を迎えて
1年間ピアノを辞めた時期がある。
なーんも記憶にないけど。
進路を決めるのに結局
私にはピアノくらいしかなかった
ってわかって出戻った(笑)



で家から通える範囲ってことで。
近くの音楽短大に進んだ。


一番最初に弾いたバラード1番♪
2番3番は次男の子育て中に弾いてたな♪
そういえば長男の時は無理やり弾かされた?
ムソルグスキーだった!
なんかお腹の中にいる時に弾いていた曲で
性格を表すようで笑える!




短大では国立の名誉教授で
当時80代だった先生につき
non!とドイツ訛りに
いつも鋭いツッコミをいただいていた。
あまりにもマイペースだったから(笑)

それまではベートーヴェンやショパンや
モーツァルトや渋々バッハを弾いていたけど
先生からいただいた曲はスクリャービン。
スクリャービン??
知らんがな な私だったが(笑)
同時にラフマニノフもセットで知り。
(いや、正確にはラフマニノフは中学の時に
ある日どこかでという映画を観て
あまりの音楽に衝撃を受けたのだけれども!!)
弾いたのは18を過ぎてから。
とにかくラフマニノフとスクリャービンにはめろめろ参った(笑)。



これはスクリャービンのエチュード。
ポエムをもらったのに、こっちがいいと(笑)
op8-12が大好きだった♪
初期はchopin風。後期はやばいけど。



もう大好き♪
素晴らしいから聴いてみてね♪

あの頃も。
直前にならないとやらない性格の為
直前に徹夜したりしてなんとか乗り切ったが
先生にはバレバレ(笑)

バッハ嫌いで(今は大好きなのにね)
練習しなくてもなんとかなるだろでなんとかならずに失敗し💦
ショパンでその分ぶっちぎり(笑)
なんとか合格?できたときもあった。
要するに今と変わらぬ性格だ(笑)。
なんとか感性だけで乗り切った感。

今思えばピアノ浸りの楽しき日々だった。
ピアノさえ弾いてればよかったんだもんね。




卒業後は友だちと一度リサイタルを開いたけど
その後は年に一度の恩師のピアノの発表会。
それにコーラスの伴奏くらい。
そして子育て中はそれを理由に
蓋を閉じていた。
ピアノ教室はしていたけど、
年に一度曲を仕上げるくらい。
そしていつしか
蓋は閉じられたまま。
.....今に至る。


この曲。


一番気持ちよく
感動に震え泣きながら弾いたあの瞬間は
よく覚えている。
あの感動。
ラフマニノフの音の絵op39-5。
大好きな曲。
行ったことのないロシアの田園風景が見えた。
向こうに汽車が走っている。
黄金に輝く麦が風に揺れている風景。
まるでナウシカ?(笑)
あー。あんな風にまた弾きたいなぁ。
いつかまた、あの感動を味わいたい。


もともと誤魔化すのは上手
と言われていた(笑)
感性は豊かなのにねぇと。(なによそれ)
曲を弾くと景色が見え
お話が聞こえだす。
指先から気持ちが迸る。

固定ドに育ったので
直ぐに移調はできない
楽譜を見ないと弾けないと
思い込んでいるので。
一旦出直して楽譜におこさないと
なんだか駄目だ。

同じ門下で育った幼馴染
彼女は移動ドに育った
そして彼女は常に自分を一番にしていた
子供たちが一番だった私には
その意味がわからなかったけど。
だから彼女は今もピアノ弾き
そんな人生もある。


一昨日。
久々にピアノの伴奏を頼まれた。
ああ、こんな世界にそういえばいたなぁって
懐かしくもあり同時に
まるで他人事のようにも感じた。

過去なのだ。
あくまでも過去。
思い出に浸るのはいい。
でもだからなんなのだ?
一つ一つ人生の岐路を自ら選んで 
積み重ねてきた
それが今なのだ。
今の私はそれよりも大切なことがあるのを
知っている。
だから。
ピアノとの新しい関係を
作っていけばいいんだなって。
今の私が気張らないで自然に
弾きたかったら弾きたいように
弾けばいいんだなって。
当たり前なんだけどね。
私にとっては確信に、革新的(笑)

まずは自分を信じてあげなきゃ。
大丈夫だよ。って。
それには多少
成に協力願おう。
ひたすら褒めて褒めて褒めて。
褒め伸ばしをしてもらわないと。
こんな技術じゃ人様には聞かせられんって
思ってたくそ真面目さをまずはやっつけながら。
間違っちゃ駄目だよっていう
固定観念をもぶち壊しながら。
.
.
.
.
.
ひとりでもいい。
何かを感じて受け取ってくれる人が
ひとりでもいたらいいのだ。


そんな風に。
ピアノを弾いていけたら
いいなと思う。

   
 











私らしく
私の音を
奏でて生きていこう。




ありがとう。