中学3年の6月に家庭の事情により一家で引越しをしました。


引越し先は同じ県内だったのですがそれまで住んでいた北部とは


人々の考え方も少し違うこと、


また人生初の受験を控えていることもあり居心地の悪い年となりました。


円形脱毛症の症状はありませんでしたが喘息がひどくなり病院通いが大変でした。



 高1年の夏


妹と共に、近くに住んでいた母の家(父とは離婚し別の男性と再婚していました)へ


学力向上のためにホームステイに行っていました。


母はとっても厳しい人だったことに加え


私が5~6歳、妹が3~4歳のころには父と正式に離婚してなっち家を出ていたので


まぁ、時々は会ったりはしていましたが


夏休みという長期間一緒に居るのは大変だったようで


可愛がっていた妹にすら攻撃的になり妹を怒らせ、妹は一足先に自宅へ戻っていました。


浜野さんご:なっちも一緒に帰るか?


と言われたのですが、妹とのことでショックを受ける母に同情したことと


母に勉強を教えてもらいたかった(学力向上したかった)ので


そのまま残ることにしました。


母の旦那さんはとっても優しい人で私たち姉妹は母より


旦那さんの方に懐いていたくらいでした。


最初のうちは私が残ったことが嬉しかったらしく


母も機嫌よくしていたのですがそのうち慣れないことに再びストレスを溜めはじめ


そのイライラを全てぶつけられていました。


それでもあと何日したら家に帰れると指折り数えて耐えました。


そんなある日の朝、額の生え際の様子が何だか可笑しいので


前髪をかき分け鏡の前で触ってみると、生え際の産毛がポロポロ抜けるのです。