私はこの1年で2回も怪我をしています。ウン十年のバレエ人生で初めてだけど、コンクールと同じくらい、色々学びました。

 

怪我は自分の弱点や体癖に気づくきっかけになります。休んでいる間は、もう同じ事になりたくなくて原因と対策を徹底的に勉強するものですね。早くお稽古に戻りたくて、あれこれリハビリトレーニングを考えてみたり(回復期まではやっちゃダメ)。

 

そんなあれこれも、療養中に味わう不安やもどかしさも含めて、安全に長く踊るために大事なステップだと思います。ミドル以降も踊り続けるのなら、ここに注意しないとあなたには踊らせてあげられない、とバレエの神様から言われているような気持ちになりました(笑)

 

自分の性格的に、わかりやすい攻めのトレーニングやレッスンは何がなんでもやる!って思うのに、緩めるとか解すとか、ケア系をおろそかにしがちな事にも気が付きました。ストレッチもついつい欲をかいちゃうから、これからの時期は可動域がキープできるくらいでOKのレベルにとどめなくてはヾ(・ω・`;)ノ

 

 

 

怪我をしないことがなによりだけど、ダンサーやアスリートは怪我と付き合っていくという言葉がしっくりくると思います。怪我をしたところは、完全に元通りになるという事は、私は経験がありません。

 

痛めたことがきっかけで可動域が狭くなっているところがあります。しかし、それが自分の体の出してくれているサインだと思います。これ以上はやっていはいけない、と教えてくれているのでわかりやすいにっこり

 

 

また同じところが痛くなれば、休ませて、ケアして、すこしずつレッスンに戻ればよいと思えるようになりました。それまでは、いつまでこれが続くんだ・・・と落ち込みっぱなしでしたが、それじゃあ心が持たないネガティブ

 

 

急に涼しくなってくる今も、怪我しやすい時期なので思い出して書いてみました。