岡江さんの娘
美帆さんのブログを読んで

私の両親は
コロナで亡くなった訳ではありませんが


そのお気持ち
とてもよく分かる。

そして、
親を亡くした時多くの方が
同じ想いをするのかもしれません。



先人はこんな思いかをしているのか。

乗り越えられるのか。
………。
私もずっもそう思っていました。



いつも私を応援してくれていた
父が亡くなって
もうすぐ5年。

亡くなった瞬間から
私の世界は180度変わり
見える景色も、季節の色も変わりました。


時間が経つごとに、
会えない時間、声が聞けない時間が
増えて、悲しみは大きくなるばかりで、
このままどうなるのか。

180度変わった世界はいつ元に戻るのか
いつ乗り越えられるのか

不安でした。

そんな時
父親を亡くした友人から
3年も経てばどうにかなるよ

その一言に救われたのを覚えています。
見えなかったトンネルの出口が
3年先に見えたからです。

父の死から
半年後に主人の母
その一年後には突然母も他界しました。

母も亡くなって
私をこの世に出してくれた
2人の糸がぷつんと切れたように、
世の中に放り出された感覚でした。


すごく仲の良かった家族でも無かったのに、
もういい大人なのに。

自分が子供だったことに気付き
2人の娘である事を実感しました。


5年たって分かった事は

悲しみから乗り越える必要も無ければ
180度変わってしまった世界は
元には戻らない。

居ない世界でどうやって生きていくか。
でした。


悲しいけれど、
亡くなってから
気付くと
目に見えない沢山のギフトを
両親からいただいています。


亡くなった主人の母が
その母の祖父母が亡くなった葬儀の後、

「人は両親を亡くしてはじめて
大人になれるんだって。」
車の中で話していた事を思い出します。



親を亡くして
悲しみからどうやって抜け出せるのか

と不安な方がもしこのブログを見ていたら

そうなのね。
3年も経てば、
5年もすれば
乗り越える
のでは無くて、時間と共に
変わっていく想いに寄り添えたら
と。

その悲しみが
出口の見えない暗いトンネルでしたら、


大丈夫
今はまだとても遠いかもしれませんが
安心出来る
優しい光が遠くにあるはずです。



大好きな岡江さんの御冥福をお祈りします。