こんばんは^^

 

 

 この夏は異常な暑さだったせいか

  今 体調崩す人が多く

 

 今日はお世話になっている友人も寝込んでしまい

 差し入れに車走らせました

 

 我が家の夫も相変わらず片頭痛が酷く

  殆ど寝ている状態

 

 数日前から 

 息子家族も次々に高熱等で寝込み

  差し入れに度々車走らせています

 

 

 

 我が家は山の麓

 

  息子家族は車で4キロですが

   海の近く

 

 

 

     猛暑の昼間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  今日も夕方 差し入れに行って来ました

 

  この海を眺めていたら

 

   先日 朗読教室で生徒さんが朗読した

    中原中也さんの「月夜の浜辺」と言う詩が浮かんできました

 

 中原中也さんは 山口県生まれ代々開業医である名家の長男

 30歳の若さで死去しましたが 

  生涯で350編以上の詩を残したと言われています

   

 

 

 

 

        月夜の浜辺

 

        月夜の晩に、ボタンが一つ

        波打際(なみうちぎわ)に、落ちていた。

 

        それを拾って、役立てようと

        僕は思ったわけでもないが

        なぜだかそれを捨てるに忍(しの)びず

        僕はそれを、袂たもとに入れた。

 

        月夜の晩に、ボタンが一つ

        波打際に、落ちていた。

 

        それを拾って、役立てようと

        僕は思ったわけでもないが

        月に向ってそれは抛(ほう)れず

        浪なみに向ってそれは抛れず

        僕はそれを、袂に入れた。

 

        月夜の晩に、拾ったボタンは

        指先に沁しみ、心に沁みた。

 

        月夜の晩に、拾ったボタンは

        どうしてそれが、捨てられようか?

 

 

 

 

    朗読教室で 皆で詩の読解をしてみましたが

 

    読み手の受け取り方や その時々の心情によって様々な捉え方があるので

     正解はないのでしょうけど

 

    皆で感じた事を思い思いに話し合うのも 朗読の醍醐味だと思うのです

 

 

 

 ちなみに私は

  作者の心の奥深くに長年ある寂しさや孤独を

  手放そうにも手放すことが出来ずにいる心情を

      波打ち際に落ちていたボタンと比喩したのかな?と感じました

 

 

    4年以上続いた朗読教室

     10月の朗読発表会が終わったら

    そろそろ終わりにしようと考えていましたが・・・

 

    やっぱり もう少し続けてみようと思います^^

 

 

 

 

   ご覧頂いてありがとうございました^^

 

     今日も愉しい夢を~^^