人は気持ち=感情で動く生き物だ。
いやいや、脳は外界(脳以外)からの情報を繋げて解釈しているだけだから実は皮膚なんかが先に反応している。

どちらも正しいような気がする。

じゃあ笑顔でいれば→脳が何だか良い気持ちと判断→良い感情からの行動→きっと上手くいく
僕は村上春樹の処女作「風の歌を聴け」が世に出たのと同じ年に生まれた。
それから15年後の夏に初めてこの本を手にすることになる。

以来、最低でも1年に2,3度は読み返しているのだが、その度に違った思いと発見がある。
15歳の夏の何かが起きそうな期待や海の匂いや理由のない自信と漠然とした不安が甦る。でもそれも年をおうごとに遠ざかり、そう感じたいと思う自分が見せている幻想なのかもしれない。

僕は熱心な読書家という訳ではないのだけれども、それでも生活の中に本を自然に手に取る習慣がつき、しまいには夜眠る前に本を読みながらではないといられない活字中毒になってしまった。
主に小説を読むのだが、最近ではBGMにNorah Jonesをかけながらゆっくりと1日の終わりを楽しむ。
大体の場合が物語と現実の境界線が曖昧になりそのまま眠りにつくのだけれど、風の歌を聴けを読んでいる時などは昔の恋人が夢に出てきたりもする。

今はどこで何をしているのかも分からない。
僕はもう少年ではなく、もうすぐ父親になろうとしている。
あの頃の僕は、今の僕をどう思うだろう。
どうして時間はこんなにも早く過ぎていくのだろう。

風の歌を聴け (講談社文庫)/村上 春樹

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