日本語ネタ、相変わらず読んでいただけるので、ついつい書いてしまいます。

今回は、予告通り、意味を間違えている日本語!

「えっ、またやんの?」

日本語の特徴として、長年間違ったまま多数の人が使い続けると、

「それでも良し!」になることもあるんですよね。

書き順とかも、私が子供のころと今とでは違うものがあるんですよ。

とはいえ、正しく意味を覚えておく方がいいと思うので、いくつか挙げてみますね。

 

注意さわり

何となくですが、皆さん、「さわり」って、始めの方の一部分、みたいな使い方してません?

導入部分とか、歌いだしの部分というイメージ、ついてますよね?

実は、「さわり」とは、最も盛り上がる、印象的な部分という意味なんです。

つまり、歌で言えば、歌いだしではなく、サビですね。

 

注意潮時(しおどき)

もともとは、漁師が潮の状況を判断して、最も適したときに船を出すことから出た言葉です。

なので、「物事を行うのに最も良い時」という意味ですよ。

何となく、「もうおしまい」的な、ちょっとマイナスイメージがついていますよね?

間違えて使っていませんか?

 

注意すべからく

すべからく・・・と聞いて思い浮かぶのは、「劇場版鬼滅の刃」での伊之助の台詞。

(8回も観てるからだろ・・・というツッコミはしないでおくれ・・・)

 

「どいつもこいつも俺が助けてやるぜ!すべからくひれ伏し!崇め讃えよ!この俺を!」

 

まぁ、厳密には正しいと言い難い気もしますが。

すべからくを、全て、とか総じて、のように使っているのをよく見ます。

本当の意味は「当然~すべきだ」「ぜひとも」という意味で、「すべからく~べし」という

使い方をします(ここが伊之助は間違っているような・・・・)。

 

注意世間ずれ

これ、「世間とずれている」「非常識」のような意味で使われていることが多いのです。

実は、この「ずれ」は「ずれている」ではなく、「擦れている」なんですね。

実社会で苦労を重ねて世間の裏表を知り尽くして悪賢くなったという意味なんです。

反対語は「世間知らず」といえば、何となくイメージわきやすいのではないですか?

 

注意登竜門

「登竜門をくぐる」という表現を見たことありませんか?間違ってます!

これは、中国の黄河上流に「竜門」という急流があり、鯉がそこを登ると竜になるという

伝説から生まれた言葉です。

つまり、「竜門を登る」ことを「登竜門」というので、そこに「くぐる」とか付けてはだめなのです。

 

・・・いかがでしたか?

ごく一部ではありますが、いくつか出してみました。

シリーズ化するので、一度にたくさん出しません(笑)

次は、起業家の世界でよく見かける「当て字」について語ってみましょうか。

もうこれだけで何が出てくるかわかる方もいらっしゃるでしょう(笑)

お楽しみに~ブルー音符

意味なく、ネコ(笑)

 

LINE公式アカウントあります。

登録は下のボタンをぽちっと!