あなたの日本語、正しいですか?

 

・・・ドキッとしました?

私、中学校と高等学校の国語教諭の免許保持者なんですね。

そして、過去に某新聞社の子会社で記者をしていた経験もあります。

意識をせずとも、誤字脱字が目に飛び込んでくる強みもあります。

間違った日本語が気になって仕方ないんです。

もちろん、基本は指摘もせずにスルーです。

でも、応援したい人、大切な友人などは指摘しています。

だって、そこがマイナスポイントになったら勿体ないですから。

というわけで、よく見る間違った日本語をブログネタにしています。

今までも何回か出していますが、改めて

「その日本語、大丈夫?」シリーズ!

として時々出していこうと思います。

(過去に出したものも出てくる可能性、あります)

 

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↑間違えた日本語見つけたらこんな顔になっているかも・・・

 

では、さっそく。

 

NG「うる覚え」右矢印OK「うろ覚え」

これ、非常によく見かける間違いです。

普段、間違えたりしないような人でも間違えていることが多いです。

それこそ、「うろ覚え」で言葉をとらえているのだろうなという感覚ですね。

 

NG「とんでもございません」右矢印OK「とんでもないことでございます」

これも、よく見かける・・・というよりはよく耳にする言葉ですね、

電話とかでよく使われているように思います。

丁寧に言おうとして、おかしな日本語になっている典型です。

これは、「とんでもない」でひとつの言葉なので、「ない」だけを丁寧にするのは誤り。

「とんでもない」はそのままで、丁寧にするなら後に続く言葉を敬語にするのが正解。

 

 

NG「とりつく暇もない」右矢印OK「とりつく島もない」

「途方に暮れる」ことを表す言葉ですが、間違えやすいようですね。

船で海に出たものの、立ち寄る島がないとどうしようもないことから転じた表現です。

「島って何?唐突でしょ?」と思っていたそこのアナタ!

・・・・唐突ですけど、島なんですよ(笑)。

 

 

 

NG「過半数を超える」右矢印OK「半数を超える」

え?よく聞く気がするって?

多分それ、「気がする」だけです。

「過半数」という言葉自体が「半数を超える」という意味なのです。

ということは、「過半数を超える」は「頭痛が痛い」同様、重複していることになります。

でも、やっぱり聞いたことある気は・・・しますかね(笑)。

ニュースで言っていたら、指摘案件間違いなしですね。

 

 

NG「消息を断つ」右矢印OK「消息を絶つ」

イメージとしては「断つ」でも良さそうですよね。でも、「絶つ」です。

行方不明で連絡もとれない状態は、何となく「断つ」感じはしますけどね。

 

 

NG「炎天下のもと」右矢印OK「炎天下」

これからの季節によく使う言葉ですね。

「炎天下」自体に「太陽の日差しが強い空の下」という意味があります。

そうです、これも「頭痛が痛い」状態ですね。重複です。

間違えているようには見えないのが厄介です。

 

 

NG「対処療法」右矢印OK「対症療法」

これは、普通に間違えて覚えている方も相当数いるかな、という言葉。

風邪をひいた時に使ったりしますね。

症状に対処するので「対処」と思ってしまいがちですが、「対処療法」という言葉は

存在しません。「症状に対応する」で「対症療法」が正解です。

 

今回はここまでにします。

次回は、意味を間違えて覚えている言葉を特集してみたいと思います。

何となくで使うのではなく、一応調べてみると確実ですよ!

 

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