アスファルトを押し上げて、我孫子市街の春の道端に顔を出していた芽。昨春、5月の画像です。
いまも、あちらこちらで、冷たいアスファルトのした、春がくるのをじっと待っているいのちがあるのでしょうか。
硬くもない芽が、どうやってアスファルトを押し上げたのでしょう。
とてつもないチカラを、瞬間発するのでしょうか。
アスファルトに気づかれないように日々少しずつ少しずつそっと頭をもたげてきたのでしょうか。
アスファルトが、芽のために、道をあけるように裂けたのでしょうか。
サイクリングを中断して、自転車をおり「どうやってでてきたの?すごいね、すごいね!」とほめたたえながら、しげしげとながめる親子に、芽は「いえそれほどでも」と、下を向いて照れているように見えました。