先日のこと。
閉店後に、体を小さくしながらアポなしで訪ねて来たスーツ姿の若いおにいさん。ひと目で営業マン、とわかりました。
会社名と名前を言いかけたところで、笑顔でお断りすると
「いえ、電話ではなくて、wi-fiのアンテナを置いていただけないかと」。
ちょっと考えて
「ここで、NPOとして、子育て支え合いの活動をしていまして。。。子どものうちからメディア漬けになる危険性を学んでいる理事がおりまして、私個人としても賛同するところもありますから、、、この店では置くわけには、、、いかないのです」
とお伝えしました。
がっかりしてしまうだろうな、と思ったのですが、意外にも、営業マンさん、ぱっとお顔が明るくなって。
「僕も母親がネットに夢中になって、ネグレクトで、さびしい子ども時代を過ごしました。・・・そんな子どもが、増えてほしくはないです。」
「・・・(笑)。そうでしょう、そうでしょう。」
営業マンさんは、にこやかにかえっていかれました。