1月28日は女性のための整体&マタニティ整体の響気整体・吉村先生 をお招きして、個別相談会を開催させていただきました。
受けてくださったのは、産後2週間のお母様から、2歳のお子さんがいらっしゃるお母様方。ご一緒のお子さんたちは、遊びなれたキッズスペースでおもちゃで遊びながら待ったり、私がスリングで抱っこさせていただいたり、一緒にキッズテーブルで絵本を読んだり。お母様はおひとりずつの施術なので、私もお子さんおひとりおひとりにゆっくり関わることができて、至福の一日でした。
先生がお母様の言葉を聞いている後方で、にこにこの赤ちゃん。
「ぼくのおかあさん いま せいたいしてもらってるところ」
「わたしのおかあさんは さっき おわったところだよ」
ご予約の30分ずつ、体に感じていらっしゃる不安や悩みに応じて先生にカウンセリング&施術をしていただきました。
私が吉村先生の整体をおすすめする一番の理由は、「痛くなってから頼る」というイメージが強かった整体とまったく違う視点で、「健康なからだをつくり、健康なからだを維持するために、自分で体をととのえる知恵をもつこと」を教えてくださるところです。
短い休憩のあいまに、「先生は整体をやめたい、と思われたことはありますか?」とお聞きしました。
ときに、スリムクラブにも並ぶのでは、と思う、いい感じの間(ま)をもつ吉村先生が、このときは間髪いれずに「ありませんね」とさわやかに返答されました。そして、いい感じの間(ま)のあとに(笑)、「ぼくは整体が、だいすきなんです」と、晴れやかな笑顔でおっしゃいました。吉村先生が、本気でこの整体をひろめる覚悟をお持ちなんだな、ということが伝わってきました。
今回の個別相談会は、時間のほとんどを施術に費やされました。いわゆる「整体」のぼきぼきのイメージをもっていらっしゃる方には、「え?」という感じだと思います。
外から力を加えるのはなくて、からだがもつ治癒力を目覚めさせてくれるような、静かにからだに語りかけるような手技です。先生の手が背中に触れると、内臓が返事をするように、動きました。腰に触れると、また違う内臓が動きました。からだの声を聞こうとする先生の手に、からだが勝手に返事をするようで、不思議です。
からだに語りかけてくる先生の手の温かさがからだじゅうにひろがってじわじわと温まって、とろりと浄化されたような感じになります。
「もっとがしがし押してくれなくちゃ」ではなくて、先生の手に意識を集中して、それに応えようとするご自身のからだの声にじ~~~っと耳を澄ましてみてください。
からだには、みずから治ろうとするちから、ニュートラルにもどろうとする本能があるのだと思います。からだが忘れていたそのちからを、先生に手伝っていただいて、からだに思い出させる、共同作業のような整体だなあと思いました。
次回が早くも決定いたしました。店内の掲示でご案内しております。先着12名様受付中です。赤ちゃん連れの方もご遠慮なくどうぞ。がんばった心身を癒しにいらしてください。
追伸
すべてのお客様の施術が終わられたあと、親指のつめの左右をぎゅうぎゅう押しながら涙を流している先生。「どうされましたか」と驚く私。てっきり、お疲れのあまり、目にお疲れがでてしまったのかと。
「目にごみが入ったんです」
「その、親指ぎゅうぎゅうは?」
「目に、きくんです」
整体、薬いらず、ですねえ。