ザ・まさる父の夏は、甲子園と同じく、今いちばん熱い季節を迎えています。
イタリアンパセリを種から無農薬で丁寧に育て、自然に蝶が卵を産むのを待ち、小さな小さなあおむしたちを大事に大事に育ててきました。
いま次々にさなぎになって、毎日毎日、羽化して飛び立っていきます。
そして、今年、初めて、蝶の産卵の瞬間を義父がカメラにとらえました。
こうして、命のつながりをみると、最初はキモチが悪かったあおむしたちが、とても愛おしく、守ってあげたい存在になって、なでてしまうくらい可愛く思えるのですから不思議です。
８月は命を考える日々が続きます。悲しい悲しい虐待死のニュース、日航機墜落事故の慰霊のニュース、長崎・広島の原爆の日、終戦記念日、、、。
泣くことも憤ることも笑うこともなく、命の営みをつづける蝶ですが、義父はいつも「振り返って挨拶してったで」と蝶を見送ります。