皆さんの身近なところに、障害のあるお子さんはいますか?
もしも、自分の子どもが障害をもって生まれたら、わが子に接するひとたちにどんなことを望むでしょうか?
すべてのひとが、『障害をもっている普通の子』として接する心をもったならば、障害をもつお子さんたちやその家族がもっともっと過ごしやすい社会になると思うのです。
障害をもつことは「かわいそうなこと」でしょうか。本人が障害をものともせず懸命にハツラツと生きようとしているならば、「すばらしい!」と評価されることであって、「かわいそう」と言ってしまうのは、それこそがかわいそうなことかもしれません。
その子がどんな介助を必要としているのか。どんなことが得意で、どんな長所をもった子なのか。障害だけを見るのではなく、その子の心に目をむけることが大切なのではないでしょうか。
望んで背負った障害ではありません。
わが子が同じ障害をもっていたら、どんなふうに周囲のひとに接してほしいと思うか、そう思いながら接すれば、その子の心にそうことができるのではないでしょうか。