ザ・まさるサンタの二日間 | Smile the First 店長日記

クリスマスも終わり、いよいよ年の瀬も押し迫ってまいりました。今年も、あっという間の一1年でした。今年一年、ご来店くださったお客様に心より深く深く御礼申し上げます。一年を総括するにはちょっと早いですが、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本当に皆様に支えられての一年でした。どうぞまたご来店くださいますよう、心よりお待ち申し上げます。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年内は12月28日(金)まで営業いたします。心もそわそわとあわただしくなる季節、どうぞ、ほっと一息つきにSmile the First にお立ち寄りください。にこにこ笑顔でお待ちしております。

さて、昨日おとといはクリスマスイブとクリスマス。皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。Smile the Firstでは、クリスマス初企画、「ザ・まさるサンタのデリバリー」と題して、サンタに扮した「ザ・まさる」が、お預かりしたプレゼントをご家庭までデリバリーするというお仕事をさせていただきました。

ザ・まさるサンタの心には、お子さんたちの驚きと興奮と喜びの笑顔が、いつまでもいつまでも、感動とともに残りそうです。本当に残念ながらその場に立ち会えなかった私ですが、ザ・まさるの報告の言葉や御申込みくださった方々からのデリバリー後のお声に、思わず目頭が熱くなりました。

今日はその「ザ・まさるサンタ」の裏話を。

初回のデリバリー直前、Smile the First店内では、ザ・まさるがサンタになり、念入りにひげを立てたり、伸ばしたり、そわそわと落ち着かない様子。お子さんの名前を何度も口にしてセリフを練習してみたり、プレゼントを渡す順番をシミュレーションしてみたり。その姿は滑稽でもあり、また、ほほえましくもありました。

デリバリーを終えるたびにSmile the Firstに続々と届く、お客様からのお声やメールを、ザ・まさるサンタに転送すると、ますます張り切り、絶好調のザ・まさるサンタ。

日中は私は店番のため、ザ・まさる母が運転手、夜は私が運転手となり、ザ・まさるサンタをデリバリーしました。

イブの夜、時間調整をかねてミスドに入ると、店内には小さいお子さん3人を含むご家族が。テンションがあがったままのザ・まさるサンタ、となりの席に座り、かなり上機嫌でサンタを演じておりました。

子どもがうまれてから、夫婦だけで夜外出することがなくなっていましたので、夜のミスドで小さなテーブルをあいだに向かい合って紅茶を飲むのはとても新鮮でした。が、それはサンタクロースと向かいあう新鮮さでもありました(笑)。

イブの夜、デリバリーを終え、自宅で家族とケーキを食べていると、デリバリーをご利用くださったお客様からメールが。読み上げたメールの最後には「私たちには子どもたちの笑顔が最高のプレゼントになりました」と。思わず涙があふれそうになると、ケーキを食べながら聞いていた息子が、力強く拍手をしました。つられて家族みんなも拍手。お客様やお子さんたち、そして家族から、私たち夫婦も目に見えない最高のプレゼントをいただいた気持ちでした。

そして翌日、クリスマス。緊張のなかにもサンタとしてのなにかをつかみ始めていたザ・まさるでしたが、その日数回めのデリバリーでプレゼントを渡している最中に、衣裳のパンツが裂けるという想像を絶するハプニングに見舞われます。若かりし頃にブラジルのプロサッカーチームからもオファーがあったという元サッカープレーヤーの健脚を活かして中腰でなんとかその場をしのいだそうですが、次のデリバリーの時間はもうすぐ。

危機的状況を早業で救ったのは、ザ・まさる母でした。ザ・まさるサンタが自宅に帰ってきて、衣装の裂け具合をみたザ・まさる母。即座に応急処置ではどうにもならないことを察知し、車を飛ばして柏まで。生地やに飛び込むと、星の数ほどの在庫のなかから衣裳にぴったりの生地を速攻で探し出し、購入すると再び車を飛ばして帰宅。ザ・まさるのサイズに合わせて、速攻で生地を裁ち、あっという間にソーイング。「ちょっと着てみてっ」と出来立ての衣裳を見せられたザ・まさるサンタ、母が神に見えたとか。母手製の衣裳を身に着け、緊張の場数を乗り切るうち表情づくりにも声音づくりにもみるみる磨きがかかっていきました。

25日夜、とうとう最後のデリバリーを終えて、暗い後部座席に乗り込んだザ・まさるサンタ。「びっくりした顔のあとにさ、こう、にか~~~って笑うんだよ。。。こどもって、こんなにも純粋なんだな、とおもったよ。。。この仕事でいい経験させてもらったよ」。サンタ役のザ・まさるがとってもうらやましかった瞬間でした。ヒミツはずっと守ろうね。と言いながら帰途につきました。ご利用くださった皆様、そしてきらきらの笑顔を見せてくれたお子さんたちに、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。どうぞよいお年を。