今年も春を告げる 河津桜🌸

Frühling hat genau jetzt gekommen.

Es ist sehr schön.

若い先生方に

ちょっとでも

参考になればと思って

始めたBrog

今では

教育以外の

自分の気持ちや

考えを

整理する場になっていて

ありがたいです


本当「日記」


私はまめではないので

日記を続けることは

できないけど

今は

このBrogが日記


きっと

自分のこの気持ちの整理を

懐かしく

読み返すことが

ずっと先に

あるように思います

また

それを

読んでくださる

フォロワーの方がいるなんて

ありがたい以上です

 

人との出会いも

自分の人生を変えますが

いろいろな

作品との出会いもまた

同じくらいの

影響力がありました

ありましたというのは

あるとは思わなかったから

 

衝撃的で

ある意味

大袈裟だけど

生まれてきた意味や

今生きている意味が

自分なりに

わかった

そんな作品に出会いました

 

2016年のドラマ

「わたしを離さないで」

これは

原作はカズオ・イシグロです

でも

私を変えたのは

あくまでもドラマの方

私は

タイムリーに

このドラマを見ていたわけでは

ありませんでした

SNSに感謝です

 

あらすじは

隔離された施設で

教育された

恭子、友彦、美和

彼らは

実は

病気の人間に

臓器を提供する

クローンでした


施設を出ると

介護人をしながら

自分が提供する日を

待つという

壮絶なストーリーです

近未来

こんなこともあるかもと思わせるような

科学SFのようなお話ですが


ただの

臓器提供者として育つ彼らも

感情を持つことにより

ストーリーが

過酷なものとなります

 

死ぬために

生まれてきた彼らは

生きる意味や

希望をもてません

でも

恭子が言います

 

「もしかして

みんな

同じようなものなのかもしれない

何のために

生まれてきたかなんてわからず

命は必ず終わる

それが

知らされているか

いないかだけの違い」

 

人に臓器を提供するために生まれても

普通の人として生まれても

人はいつかは必ず死ぬ

その短い一生を

何のために生まれたのかと

なぜ生きているのかと

悲観的に考えてたわけではないけれど

皆誰しも

儚く終わる人生の意味を考えてしまうと

思います

 

この主人公たちも

限りある生を

どうしたら

納得のいくものにできるのか

努力して

模索します

力を尽くして

失敗し

関係を悪くしながらも

たどりついた答えを

友彦が

大切な人恭子に

伝えます

 

「恭子

俺 生まれてきてよかったよ

この世に

恭子がいてよかったよ

会えてよかった

こんな

終わり方ができてよかったよ」

 

すべてが

腑に落ちた気がしました

ああそうだ

私が生まれてきたのは

大切な人たちに

会うためだ


他の誰でもない

あの父と母から生まれ

この主人と出会って

この娘と出会えた

これこそが

自分が生まれてきた意味なんだ

そして

生きている意味なのだと

 

娘の旦那さんとも出会って

孫にも出会うかもしれない

これから

 

たとえ

自分が

この短い一生で

何一つ なし得なくても

何一つ 所有できなくても


最期に

会えてよかったと

伝えたいし

会えてよかったよと

そんな風に

大切な人に

言ってもらったら

本望です


それだけで

生きる意味がある

 

そんなことに

気づかせてくれた

大きな作品


一生の宝物



(笑  これ遺言みたい‥)