言葉の引き出し | Smile Blog

言葉の引き出し

高齢者ケアの中でよく見かけた場面。『〇〇さん、トイレに行きましょう!!』
フロア中に聞こえるような大きな声で言われたら、でるものもひっこんじゃいます。

さすがにこうした場面をみることは少なくなりました(まだありますが。。)が、もうひとつ問題が。


羞恥心に配慮して耳元で小さな声で言います。『〇〇さん、トイレにいきましょう。』

ところが『え?』顔となることがあります。

そうです「トイレ」というのは、高齢者にとって一般的な言葉でない場合がありますね。

さて、奥ゆかしき日本の文化が、「便所」とはっきり言わなくて良いようにと派生した言葉(婉曲表現)はどれくらいあるのでしょうか。

「厠(かわや)」「はばかり」「手水(ちょうず)」「雪隠(せっちん)」「ご不浄」「お手洗い」「化粧室」「花を摘みに行く」などなど

言葉だけでも直接表現を避ける為に苦心あはした歴史が感じられます。

これを考えれば、でっかい声で『トイレに行きましょう!』NG櫻井さんナシですね。

※朝のトレーニングより