永遠にこない「いつか」
今朝も早朝からコーチングセッションをしました。
話題に「整理整頓」のことが出てきました。
クライアントさんは、これまで、整理整頓は意識して取り組んできたものの、
どうしても捨てられないものがあるとのこと。
「それは、なんですか?」
との私の問いに、
「仕事で使った書類です」
とクライアントさんの答え。
「どうして、捨てられないのですか?」
と質問すると、
「いつか、必要になると思うと捨てられないのです。」
とのこと、
「そうであれば、安心しました。思い切って捨ててください。
なぜなら、そのいつかは、永遠にきませんから」
との私の言葉にクライアントさんは、大爆笑していました。
が、現実はそうなのです。
一気に捨てることに勇気がいるのであれば、
まず、そのいつかはどんなときだろうと考えてみてください。
答えがでなければ、一旦、処分を保留する箱を作って、その箱の中に入れてください。
そして、保留期間が過ぎてもう一度考えて、
使う予定がなければ捨ててください、とアドバイスしました。
コーチングセミナーの中で、私は1週間の話をします。
1週間は何日ですか?それを、英語で言ってください。
7日です。
英語で言うと、サンデー、マンデー、チューズデー、ウェンズデー、サーズデー、フライデー、サタデー。
私たちは、8日目を持っています。
それは、永遠にこないサムデー。いつか・・・なのです。
コーチングの会話の中では、「それは、いつやるか、いつまでにやるか」ということを
とても大事にします。
期日が決まったとたんに、人はその日に向けて動き出すからです。
それから、人が捨てられない理由はもう一つあります。
「経済は感情で動く」の著者でもあり、ミラノのサン・ラファエレ生命健康大学の准教授でもある
マッテオ・モッテルリーニはこう言っています。
何か(大したものでなくても)の所有者になったというだけで、そのものの価値が、
それを持たない人が考える価値のおよそ2倍にも、たちまち跳ね上がる。と・・・
だから、一度所有したものは、なかなか手放せなくなるのですね。
素敵なことが舞い込んでくるためにも、整理整頓してそのスペースを
作ってあげましょう。
先日、友人からいただいたおしゃれな壁掛けです