本日、息子は学校お休み、自宅休養中。

息子は、去年検査で『起立性調節障害』と言われました。

小学生の中高学年に起こりやすく、中学生では1割にみられるといわれてます。

成長期の身体の発達に自律神経系の発達が追い付けないためと考えられ、成長が落ち着くと症状も落ち着くと考えられています。また、もともとストレスに敏感な体質がかかわっていることがあると考えられています。

症状としては、立ちくらみがしたり、朝起きられなかったり、ひどいと倒れたりすることもあります。

昨日からしんどいといって、寝てばかり。
熱も微熱?と思ったけど、あれは布団で温まってただけかも。
学校もいけない、というのでお休みに。

かかりつけの病院にいくと、風邪じゃなく『起立性調節障害』の症状だろう、と。
あまりひどければ、血圧を上げる薬もあるよ、と言われましたが、それは副作用もあるしお断りしました。

とりあえず、インフルエンザではなくてホッ。

熱もないのに休ませるの?
朝起きられないだけで病気なの?
そんな声が聞こえてきそうですね。

診断がついた去年も思ったこと。
いまはなんでも病気で診断される、とか、どこからどこまで病気なのか、とか、そういう声が多い気がします。

わたしは、病気かとか診断がつくか、とかそんなことはどっちでもいいと思う。
自分の体を知ることが大切で、そんな自分の体との上手なつきあい方を考えて、快適に暮らせたらいいんじゃないかな、と思う。

この病気を知ったことで、朝はつらくてもみんな起きてるよ、気持ちの問題でしょ、なんて自分の感覚を押しつけずにすんでる。
どれくらい起きるのがつらいかなんて、息子の身体になってみないとわからないものね。

なによりも、この病気は朝起きられない=怠けてる、と受け取られて、つらいのはだれよりも本人。
だからといって、自律神経からきているから、休んでばかりいてもいいわけじゃなく。
規則正しい生活や朝の水分補給など、それに対応できる生活をとりいれて。
できることをする。
わたしにできることはそのサポートだけ。

親子でも違う人間、親の感覚を押しつけない。
自然体を無理矢理でなんとかしようとすると、どこかにその無理がでてきてしまうもの。
そんな大切なことに気づかせてくれた息子の身体に感謝です。

東洋医学も西洋医学も、どちらにも偏らず、いろんなアプローチで昔の知恵も新しい情報も取り入れればいい。

学校では、いろんなことを学ぶけど、案外、自分の体のことについて知らないことが多い。

大人になって、いろんな痛みや不調を抱えてから、健康番組の情報に右往左往するよりも、まずは自分自身のこと、子供のときから知れたらいいのに。
体とのおつきあい、一生ものです。
自然体で快適に健康につきあいたいよね。

自分を知ると、みんな同じじゃないことがわかる。
身体にもいろんな個性があることを知る。
それが病気かどうか、そんなことではなく。顔が違うように、みんな違っていて当たり前。
自分を知ることは、人と比べないこと、いまある自分を受け入れそこで快適に生きる方法を探すこと、違いを認めること、違いを受け入れること、何よりも自分を大切にすることにつながると思うから。

体は想像以上によくできてる。
体の持つ、天然の力、とくに子供はたくさん備えてる。
息子の状態も身体が調節を必要としてる、天然の力だと思う。

今日はゆったり過ごして、夕方から動きだし、いまはすっかり元気になった息子。
今日の給食のういろうが食べられなかったことと体育のサッカーができなかったことを悔しがってます笑

明日は、元気に学校もいけそうだね。