今日はダッカ事務所の月次ミーティングの日でした。Monthly Coordination Meetingを略してMCMと呼んでいるんですが、このミーティングには駐在員と上級スタッフ全員が参加します。上級スタッフというのは、今のところ、総務担当、会計担当各1名、プログラム・オフィサー3名、プログラム・アシスタント1名の全部で6名。駐在員を合わせると8人(新駐在員の内山さんが入れば一時的に9人になります)が参加するミーティングです。


MCMでは、それぞれのスタッフが、担当している業務の先月の状況について報告します。だいたい月の半ばに実施しているのは、各パートナー団体から出される月次報告を待って、それを基に担当者がレポートをまとめるため。前の月にあったこと、うまくいったこと、問題だったことなどを各担当が報告し、それについて他のスタッフが質問したり意見を言ったりします。担当業務の枠を超えて、今行っている仕事を皆が把握し、意見交換をする貴重な場です。


レポートはすべて英語で書かれていますが、このミーティングでのディスカッションに使用している言語は、ほぼ100%ベンガル語。私が来て最初のうちは主に英語でやっていたのですが、その当時は現場で何がどうなっているかもロクにわからず、いちいち質問しながら司会をしていたので、ひどく時間がかかりました。2005年度の最初の数回は、朝から始めて夕方まで、ほぼ丸1日かけてえんえんやっていたような状況でした。だんだんベンガル語の割合が増えて時間が短縮され、今は午前だけ、とか午後だけでできるようになりましたが、スタッフは皆よくしゃべり、脱線しやすいので、それを制御しつつ司会し、大事なポイントをつかむのもちょっとコツが要ります。

今日は、先月から新しく入った女性のプログラム・オフィサー、ウンメ・ハビバさんのMCMデビューでした。飲み込みの早い彼女、まだ入って1ヶ月、しかも休み明けすぐでしたが、ほかのスタッフの助けも借りつつ、ちゃんとひとつのプロジェクトの月次報告をまとめ、報告もこなしていました。うん、エライぞ。


これまでプログラム・オフィサーは男性3人だったので、そのうちの一人が7月にアメリカ移住のため辞めたあとには、ぜひ女性を採りたいと思っていました。ハビバさんはまだ3ヶ月の試用期間中ですが、張り切ってガンガン仕事してます。周囲のスタッフとの関係もまずまず。議論の際にはベテラン男性スタッフたちとも対等に渡り合っている様子がなかなか頼もしい。ちょっとまだ肩に力が入っている感じだけど、ここでの自分の役割、というか自分の力を生かせそうな場所、というのはみつけつつあるんじゃないかな。


新しいスタッフを採用するときは採るほうもドキドキ。しっかり仕事してくれるか、周りのスタッフとうまくやっていけるか、こっちもやや緊張しつつ見守るのは、日本だろうがバングラデシュだろうが同じです。いかにも負けず嫌いな感じのハビバさん、周りのスタッフとケンカしないで仲良くうまくやってね。新しい風を吹き込んでバングラデシュでの活動の改革に力を貸してくれることを期待しています。


(ダッカ駐在員 藤岡恵美子)


長らくご無沙汰しました。イード休み中、日本にちょいと一時帰国し、昨日ダッカに戻ってきました。10日休みがあっても飛行機での行き帰りに時間がかかるので、日本での休暇は正味1週間といったところ。短い時間ではありましたが、さわやかな日本の秋の気候と秋の味覚を満喫しました。夫を置いて単身赴任の身、せめて休みで帰ったときぐらいは家族優先に...とあまり友人たちとも連絡をとれなかったので、「あんた帰ってたんなら連絡ぐらいしなさいよ」とお叱りを受けそうですが、お許しを。だって1週間てほんとにあっという間なんですもん。


昨日ダッカに戻っての私の第一声は「げー、まだこんな暑いのー」で、家に着くなり靴といっしょに靴下を脱ぎ捨てて室内履きの草履に履き替え、Tシャツの上にはおっていた長袖シャツを脱ぎ捨て、エアコンのスイッチを入れたわけなんですが、今朝起きて窓を開けてみたら、「あ、やっぱりこれでもだいぶ涼しくなったんだな」とわかりました。今日わが事務所ではエアコンも入れず扇風機だけですが、ちょうどいい感じ。3月ごろから続いたダッカの長い夏もようやく終盤にさしかかったようです。


イードの前は断食月だったので、スタッフ皆そろって食堂で昼食をとるのも久しぶり。日本の食べ物はもちろんおいしかったけど、10日ぶりに事務所でベンガル料理を食べるとこれはこれで美味しいわねー、とダールのスープをお代わり。今は食後のお茶を飲みつつこのブログを書いているところです。

12月にまた犠牲祭のイードがあるので、もう12月の頭までスケジュールはぎゅうぎゅう詰め。小嶋駐在員も12月で帰っちゃうし、ほんとにこれでなんとかなるんだろうか。まあでもダッカ事務所はベテランスタッフ揃いなんだし、どんどん彼ら・彼女らにやってもらいましょう。よし、またベンガル料理がんがん食べてよく寝て免疫力つけつつがんばるぞー。

(ダッカ駐在員 藤岡恵美子)


今年のバングラデシュは、14日(日)からイスラム教のイード休暇
そして21日(日)がヒンドゥー教のドゥルガプジャがあり、12日
(金)から21日(日)までの一週間とちょっと、お休みモードにな
っています。

イスラム教徒はイード休暇に、ヒンドゥー教徒はドゥルガプジャ休暇
に日本のお盆や年末年始のような自分たちの出身地に帰省していくと
いう光景が見られ、普段渋滞のひどいダッカが閑散とした雰囲気とな
ります。

ところが、最近その帰省についても状況が変わって来ているようなん
です。


「自分たちは高校まで育ったところだから愛着があり、親や親戚も住
 んでいるから、イード(ヒンドゥー教徒はプジャ)に帰省するのが
 楽しみだけど、子どもたちはダッカで生まれ育っているから、あま
 り田舎に行きたがらないし、それに休み明けに子どものテストも控
 えているから、今回は自分だけ行くか、家族と一緒に行くとしたら
 早めに切り上げて戻ってくることになるだろう」


このような発言を同僚やベンガル人の知り合い数名から休暇前に聞き
ました。また「イード休暇の時期はバスのチケットも取りにくいし、
値段も高いから帰らない」と言う人たちも見かけました。

日本のお盆や年末年始のように、ベンガル人のイードの過ごし方も徐
々に変わっているのかもしれません。


(ダッカ駐在員 小嶋淳史)