春が来た | 高樹沙耶のlani だより

春が来た

春が来た…


けど忙しい・・・・


田んぼの季節が始まった、


今年も無事おいしいお米がとれますように、心の底から祈りを


捧げる、


もし米がとれなければ一年を棒にふることになる、


ふんどしを締めなおし今年も豊作のため働かせていただきます。


苗代作りの伊勢光にチャレンジ、わくわくする・・


本当にできるのか??


今年は綿も作るので大忙し、少し欲張りだけれど綿ができたら


絹や麻糸も紬、織れるようになれたらいいと思っている。


3月よりたびたび訪れている奈良の月ヶ瀬、織と紬を学びに


出向いている。


せっかく足を延ばすのであちらこちらの神社にお邪魔をし楽しんで


いるのだが、今回はさすがの私も参った。


三重県鈴鹿市のそばにある椿大神社、猿田彦を祭ってある神社で


鈴鹿という場所もあり交通安全祈願も有名らしい


私たちは奥の院に行ってみようということでやってまいりました、


本殿を参った後、地図を見ればすぐそこのような印象もあり、


奥の院を目指し始めた、


入口がすでに何かを物語っていたのだがそのときはまだこの先の


ことは知る由もなくただ石畳の神秘さに心を奪われていた、


この入口の石段はとても不思議な空間で、次元の違う場所への


入り口を思わせる遠近感がある、


この階段を上がったところにでも祠があるのかと思いきや・・・・

歩き始めてしばらくしてもなかなか目的地につかず、すれ違う人の姿は


完全にトレッキングスタイル、


私といえば丈の長い裾が思いっきり開いたスカートパンツみたいなものを


履いてダボダボブーツで山に入ってしまっていた。

道々いろいろな植生の変化、あまり人の入ってない道が、冒険をしている


ようで大変だけれど、わくわくしどうしだった。


何度行く先が分からず途方に暮れたか・・


しかし、進んでいればやがてはたどり着くもの


頂上の奥の院から見た下界の景色に倒れそうになった…


高すぎる…


先ほどの街並みがはるか下にあったのです、しかしそこが奥の院!


神様はすごいお試しをする・・


ここに来ることに大きな意味があるのだろうその鳥居の所からの


下界の眺めは素晴らしく日ごろの生活を完全ふかんできるできる


ような角度にあり、自分の日ごろを客観視するのには最高の場所


のようです。


下山し、改めて頂上を仰ぐと…


絶句


標高906メートルの頂上の山は大きく目の前にそそり立っていた・・・

絵に描かれた地図を見たとき、奥の院の山は一つ手前のものと


勘違いをしていたのでした…


初めから知っていたら絶対に登らなかったのに・・・・・


しかし5時間で往復したのにはびっくり、1歩1歩踏みしめて行けば


必ず目的地にはいける、


あまり先を気にしないほうが意外と楽しめるし結局簡単かも!!


そんな学びをいただき、紬と機織りの修行へと向かったのでした。