「ミュージカル薄桜鬼 真改 土方歳三篇」


自身4年目、5作品目のミュージカル薄桜鬼



先月千秋楽を終えました。


まず、公演期間中にお手紙やプレゼントいただきましてありがとうございました!


また永倉新八として皆さんと出会えて嬉しかったです😊



今年は黎明期の薄ミュを作ってきた毛利さんが演出に戻って来られたり、全曲新曲であったり


いろいろ体制が変わった薄ミュでしたね


西田さん演出の薄ミュから観てきた方にとってはスゴく新鮮だったのではないでしょうか?😊





今年はいろいろなトラブルもあった公演でした


それでも1つもこぼすことなく全公演やり切ることが出来たのは


成熟したチームワークがあったからなのではと思っています


そして何より

最後まで見届けようとしてくださるお客様がいてくださったからこそ 


その声に全力で最後まで諦めることなく応えたい

という思いが僕たちに力を与えてくれたと感じています


本当にありがとうございました





さて、



今年の新八



個人的なテーマとしては


「新八を体現する」ということを意識しました





これだけ長く同じ役をやらせていただくと


掴んだキャラに頼った演技をしてしまうんじゃないか

そういう懸念がありました


つまり“慣れた芝居”ですね


“成立しているだけのお芝居”になりかねない




だから今年は改めて「永倉新八さん」の資料、本を読むところから始めました



永倉新八が見てる景色が細かいところまで感じることが出来て


新八としてより自然な立ち姿になれるよう努めました



さらに今作は

昨年まで細かく描かれていたシーンがダイジェストっぽくなっていたり、曲に集約されていたり


1つ1つのシーン自体は短いということもあったので


その短い中で何を見せて何を感じてもらわないといけないのか


4年やってきた真価が問われているような気がしていました



公演期間中は、毎公演少しずつ新しいことに手を伸ばしながら戻したりを繰り返す日々でした




ある日のカーテンコールの挨拶でも話しましたが


新選組のお話を届けること

生きてる登場人物の思いを届けること


これをサポートすることが最終的な新八の役割ではないかと思って演じていました


自分の中で迷いがあったら周りを見ていました 


仲間、敵、刀、言葉、舞台を感じながら新八として生きました






東京公演 大千秋楽のカーテンコール。


込み上げるものがありました。


それは安堵感からくるものだったのかなと思います。そして最大限の感謝。



最後まで駆け抜けることが出来てホントに良かったです。