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Q.役者としてお芝居中心にやって行かれるのですか?それとも歌を中心にやって行きたいとか。そのようなことをお聞かせいただければなぁと思います。

(たまごぼおろさんありがとうございます)










A.これはハッキリ、お芝居中心です。

ミュージカル作品に出演して歌で表現するということはありますが😃




歌手は…自ら手を伸ばす領域じゃないと思っています😅


ミュージシャン界隈の方に話を聞いても全然異業種って感じですしまるで別世界です😲




何事にも言えることだと思うのですが

やっぱり目指すならしっかり自分の気持ちのフォーカスとピントがそこに定まっていないと


難しいですよね~

長続きも出来ないですし



それがしっかり定まっているのが“芝居”なので


歌手は目指しません!









僕の好きな映画で「セッション」という映画があります

(アカデミー作品賞にもノミネートされて、J・Kシモンズが助演男優賞を取った名作)



プロのジャズドラマーを夢見る大学1年生の主人公と大学のジャズバンドを指揮している先生との話なんですが


僕はこの映画のテーマの1つに「夢への執着心」というのがあるなと思っていて


この先生、いわゆるパワハラ先生で

生徒を怒鳴る、卑下する、罵倒する、侮辱する、物投げる


スゴいヤバい先生なんですよ(笑)


この先生はジャズ界のスターを誕生させたいという夢を持っている先生で、昔のジャズスターがどのようにして栄華を手に入れたかそのプロセスが指導に影響されていて

(生徒たちはいつも先生の顔色を気にしてて、めちゃくちゃビビっています)



その方法が結果的にハンパなくヤバい指導に繋がっているんですね


“ジャズ界のスターを作る”という夢への執着心がそうさせているんですね








一方、大学1年生の主人公

この先生に真正面から喰らい付くんですね!


正確には徐々に喰らい付き始めるのですが


自らの生活全てをジャズドラムとその先生に向き合い始めるんです

自分の人間性を捨ててまでも



そしてその根本には

“自分は絶対ジャズドラマーでスターになる”という夢への執念があるんですね


自分の手が血に染まっても、事故っても、罵倒されてもドラムセットの前に座る


見ていて狂気の沙汰です😂



主人公と先生

両者の過度な思い込みともいえる夢への執着心

(執念というよりも絡み付いている感じなので執着心だなと思いました)





そして僕がこの映画が好きな理由の1つに

過去の自分と重なる、思い出す時期があるんですね



10代の学生の頃、劇団に所属していたのですが

スゴい厳しい指導で、悔し涙をよく流していました。パワハラではありませんでしたが(笑)




舞台袖から出てきて「違う」だけ言われて戻されたり、一言喋って「違う」だけ言われて戻されたり

始めの頃はまともに台詞を喋らせてもらえませんでした😂


泣いてトイレに閉じ籠ったりしたこともありましたね~


それでも何とか喰らい付こうと もがいていました



その根本には、自分が将来役者になること以外は考えられなかったんですね




「セッション」はあの日々を思い出すんですよね




現在、あれから年を重ねて後輩も多くなったりして、表現としては落ち着いた風体を取っている自分もいるんですが


お芝居や役者に対する灯火は

お芝居やり始めたあの頃のままです



良い芝居したい

芝居上手くなりたい

良い役者になりたい


僕の着火材料です😁




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