2024避難訓練 | スマイルリボンのブログ

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福島県いわき市に住む、重症心身障がい児(者)と家族の会です!

2024.1.5
令和5年度
第2回目
避難訓練実践を行いました。




令和4年度のテーマは

「自宅から避難所への避難訓練」

でしたが

今年度はもう一歩踏み込み

「避難所の質の向上」

をテーマとした避難訓練‼️





Rさん宅から

福祉避難所の福島県立平支援学校まで

5.5km

車で15分ほど🚗


ヘルパーさん達と一緒に

非常持ち出し用物品の

搬出→積込み→Rさんの移動


途中、忘れ物に気がついた母が

一旦戻るハプニングあり。

本当は、災害時、脱出したあとに

荷物を取りに戻ってはダメです🙅‍♀️


荷物のチェックリストも

準備しておかないと、と

避難訓練開始前から

課題山積み…😅





こちらは

Rさんの自宅に準備してある

非常持ち出し物品。


このくらいの準備で

72時間くらいは

踏ん張れることができます💪


72時間も、と思いますか?

72時間しか、と思いますか?


発災直後は

自助が基本‼️


必ず親も無事とは限らないので

本人や周りの困りごとを

最小限にしておくこと、大事です。





こちらは

いわき市の防災備蓄品の一つ

高さ120センチの屋根なしテント

(パーテーション、かな?)






ワンタッチで組み立てられるので

簡単に仕切りが作れるのですが

2m×2mでこのくらいの広さ。


医療的ケア児者は

医療機器はじめ

とても荷物が多いので

本人と介助者1名で精一杯。


そして

上から覗き込まれるような視線を感じて

安心はできない感じ滝汗





こちらは

高さ180センチ屋根ありテント


こちらも

ワンタッチで開くので設置は簡単。

窓も開け閉めできます。





広さは

同じく2m×2m。


ストレッチャータイプのバギーも

このまま入ることもできます。





だけど

介助者が横になると…

こんな感じ笑い泣き


ファミリーで避難してきた時は

テント1つに本人と介助者1名

もう1つに家族

というスペース確保も必要かと。


それと

テントの床マットはとても薄いので

災害時持ち出し用品に準備してある

・厚めのアルミマット

・空気で膨らませるエアマット

・寝袋

がとてもお役立ちでした👍


そして

今回もお役立ちナンバーワンは

・エマージェンシーブランケット

・ホッカイロ(貼る、貼らない両方)

この2つで体温低下は

かなり防げます‼️





こちらは

普通のキャンプ用テント

(サバイバルキャンプでも使用。詳しくは過去ブログをご覧ください☺️)


慣れないと

もたつきますが…笑笑

避難所まで辿り着ければ

あとはみんなで乗り越えて行くしかない‼️


みんなで力を合わせて組み立てをしていると

だんだん仲良くなってくるので

これも、大事💪





いわき市の防災備蓄より

発電機を使用しての訓練も。


引っ張ってしまったりで

コンセントが抜けないように

くくっておくなど

災害対策課のミニ講座もあり☺️





インバーター付きの発電機で

呼吸器や

加温加湿器等を使用した場合の

電力の安定感など

実践することができました。


また、使用電力量を計算すると

1つの発電機で

2人の医療的ケア児者に

対応できること


でも

避難所の発電機は

医療的ケア児者だけでなく

暖房などにも電気が必要なので

現実には

1つの避難所に

1ケア児

頑張って2ケア児が

受入の限界かもしれない

(呼吸器など医療的ケアがMAXの場合)

など

より具体的な課題も

その場で

皆で共有することができました。





お昼は

防災食の試食😋


水から戻したバージョン

お湯から戻したバージョン

それぞれ試食


Rさんのように

お口から食べることが難しい方や

お口から食べられるけど

普通のご飯の形状だと食べることが難しい方など

かなり個人差があるので

ご家族は

日頃から

どんなものが食べられて

どんなものを準備しておくのがいいのか

お試ししておくことをオススメします!






こちらのトマトピラフは

なんと、そのままでも食べられる

フリーズドライの防災食‼️


しかも

いわきライキ(いわき産のお米)使用‼️

備蓄品ストックにぜひ🍅


今回の避難訓練は

家族会だけでなく

いわき市の障がい福祉課、災害対策課が

全面バックアップをしてくださり

支援学校の多大なるご協力

そして

チームRの

ヘルパーさん、訪問看護さん

主治医

デイサービス

保健師さんなどなど

地域の皆さんが一緒に考え

一緒に協力してこれたからこそ

実行することができた訓練でした。


1人の声は小さくても

1人ではできなくても

みんなで力を合わせると

大きな力を

考えもいなかったようなアイデアを

引っ張り出すことができる‼️

そんなことを強く感じることができた

避難訓練でしたお願い


今年度の避難訓練の報告や

これからの防災を一緒に考える

第2回

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