令和4年度のテーマは
「自宅から避難所への避難訓練」
でしたが
今年度はもう一歩踏み込み
「避難所の質の向上」
をテーマとした避難訓練‼️
Rさん宅から
福祉避難所の福島県立平支援学校まで
5.5km
車で15分ほど🚗
ヘルパーさん達と一緒に
非常持ち出し用物品の
搬出→積込み→Rさんの移動
途中、忘れ物に気がついた母が
一旦戻るハプニングあり。
本当は、災害時、脱出したあとに
荷物を取りに戻ってはダメです🙅♀️
荷物のチェックリストも
準備しておかないと、と
避難訓練開始前から
課題山積み…😅
こちらは
Rさんの自宅に準備してある
非常持ち出し物品。
このくらいの準備で
72時間くらいは
踏ん張れることができます💪
72時間も、と思いますか?
72時間しか、と思いますか?
発災直後は
自助が基本‼️
必ず親も無事とは限らないので
本人や周りの困りごとを
最小限にしておくこと、大事です。
こちらは
いわき市の防災備蓄品の一つ
高さ120センチの屋根なしテント
(パーテーション、かな?)
ワンタッチで組み立てられるので
簡単に仕切りが作れるのですが
2m×2mでこのくらいの広さ。
医療的ケア児者は
医療機器はじめ
とても荷物が多いので
本人と介助者1名で精一杯。
そして
上から覗き込まれるような視線を感じて
安心はできない感じ
こちらは
高さ180センチ屋根ありテント
こちらも
ワンタッチで開くので設置は簡単。
窓も開け閉めできます。
広さは
同じく2m×2m。
ストレッチャータイプのバギーも
このまま入ることもできます。
だけど
介助者が横になると…
こんな感じ
ファミリーで避難してきた時は
テント1つに本人と介助者1名
もう1つに家族
というスペース確保も必要かと。
それと
テントの床マットはとても薄いので
災害時持ち出し用品に準備してある
・厚めのアルミマット
・空気で膨らませるエアマット
・寝袋
がとてもお役立ちでした👍
そして
今回もお役立ちナンバーワンは
・エマージェンシーブランケット
・ホッカイロ(貼る、貼らない両方)
この2つで体温低下は
かなり防げます‼️
こちらは
普通のキャンプ用テント
(サバイバルキャンプでも使用。詳しくは過去ブログをご覧ください☺️)
慣れないと
もたつきますが…笑笑
避難所まで辿り着ければ
あとはみんなで乗り越えて行くしかない‼️
みんなで力を合わせて組み立てをしていると
だんだん仲良くなってくるので
これも、大事💪
いわき市の防災備蓄より
発電機を使用しての訓練も。
引っ張ってしまったりで
コンセントが抜けないように
くくっておくなど
災害対策課のミニ講座もあり☺️
インバーター付きの発電機で
呼吸器や
加温加湿器等を使用した場合の
電力の安定感など
実践することができました。
また、使用電力量を計算すると
1つの発電機で
2人の医療的ケア児者に
対応できること
でも
避難所の発電機は
医療的ケア児者だけでなく
暖房などにも電気が必要なので
現実には
1つの避難所に
1ケア児
頑張って2ケア児が
受入の限界かもしれない
(呼吸器など医療的ケアがMAXの場合)
など
より具体的な課題も
その場で
皆で共有することができました。
お昼は
防災食の試食😋
水から戻したバージョン
お湯から戻したバージョン
それぞれ試食
Rさんのように
お口から食べることが難しい方や
お口から食べられるけど
普通のご飯の形状だと食べることが難しい方など
かなり個人差があるので
ご家族は
日頃から
どんなものが食べられて
どんなものを準備しておくのがいいのか
お試ししておくことをオススメします!
こちらのトマトピラフは
なんと、そのままでも食べられる
フリーズドライの防災食‼️
しかも
いわきライキ(いわき産のお米)使用‼️
備蓄品ストックにぜひ🍅
今回の避難訓練は
家族会だけでなく
いわき市の障がい福祉課、災害対策課が
全面バックアップをしてくださり
支援学校の多大なるご協力
そして
チームRの
ヘルパーさん、訪問看護さん
主治医
デイサービス
保健師さんなどなど
地域の皆さんが一緒に考え
一緒に協力してこれたからこそ
実行することができた訓練でした。
1人の声は小さくても
1人ではできなくても
みんなで力を合わせると
大きな力を
考えもいなかったようなアイデアを
引っ張り出すことができる‼️
そんなことを強く感じることができた
避難訓練でした
今年度の避難訓練の報告や
これからの防災を一緒に考える
第2回
重症児者・医療的ケア児者の
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