昨日、妻と妻の主演映画 福福荘の福ちゃん」 を見に行きました。
お客さんはどんな感じで観ているのだろうか?と非常に気になったので、
見に行ったわけです。

新宿ピカデリー19時25分の回。
ほぼ埋まっておりました。
その前の回もほぼ満席。
妻もうれしそうです。

妻と見に行くときに、車の中で、僕と妻にある大尊敬する芸人さんからメール。
福ちゃんの感想メール。
劇場に見に行き、かなり熱い感想をくれました。
しかも、妻と僕に別々の文章で。
できる人は違います。

で、会場に入り、妻とそわそわしながら座り、映画が始まります。
ご年輩の方もスゴく多く、驚きました。

オープニングのおならのシーンからクスクス。
そして、どんどん笑い声は増えていき、僕が一番好きなカレー屋のシーンではかなり大きな笑いが。
映画館でこれだけ声が漏れるのも珍しい。

不思議でした。
夫婦並んで、妻がおっさん役を演じている映画を見ている。
妻は横にいて、目の前の画面にも妻がいる。はず。なのに。
そこに妻はいない。
妻を横にして観ると、画面にいたのは、妻じゃなく福ちゃんでした。
すごく不思議な気分でした。


そして映画が終わり。
なるべく最後の方に出ようと思いました。
妻の映画を見に来てくれた方々の背中を見送りたい気分でね。

何人かたが気づいて妻の方に来て、握手を求めてくれたりして。
妻は「見に来ていただいて、ありがとうございます」と返して。

そしたら、50歳から60歳くらいの女性の方が、妻の方に来て「本当に素敵な映画をありがとうございます」と言ってくれたんです。

妻がお礼を言いながら握手をすると、

その方「あ~、本当いい日になっちゃった。いい日になっちゃった」と言ってくれて。

なんかその光景を見てたまらない気持ちになりました。

映画のチケット、大人1800円。高いです。
それを払って、土曜日の夜の大切な時間を削って見に来てくれて、
それで「本当にいい日になっちゃった」なんて言ってくれて。

この仕事してて、面倒だなとか、ムカつくな!とか、やめてやろうかな!とか思うこと多いけど、こうやってね、喜んでくれてる人を目の前で見てね、もっともっとがんばろう!と。

妻と「ありがたいね」と目を合わせて、言いました。

昨日の週刊SPA!で連載していた「The Name」に加筆修正して単行化!
「名刺ゲーム」 のサイン会もそうです。
僕なんぞのサインのために、本を買って並んでくれて。
熱い手紙もくれたりして。
ありがたいなと。

テレビ、映画、本、こういう形でお仕事をさせていただいてる僕、そして芸人として仕事をさせていただいてる妻。
あらためてこれがどれだけ幸せかと感じられた一日。

みなさん、本当に本当にありがとうございます。

で、今日はみなさんに聞きます。
最近、「ありがたいね」と感じたこと。
何ですか??


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