竹内まりやさんが7年ぶりのニューアルバムを出しました。
タイトルは「TRAD」 。
以前、ここにも書いていたと思いますが、とある芸人さんがエッセイで言っていました。
年を取ることを「年をいただく」と言って人がいて、それって素敵な考え方だなと。
年って取るって表現することがネガティブな表現ですよね。
でも、年はいただけるものなんだと考える。
年を頂くことによって、今までうまいと思えなかったものがうまいと思えたり、
今まで美しいと思えなかったものが美しいと思えたり。
年をいただくことって、絵を書ける絵具の色が増えるような感覚だなと、最近本当に思うんですよね。
昔は、赤とか青ばっかり使って絵を書いてたけど、もっと淡い色を使って絵を書きたくなるような、
なんかそんな感じと言うか。
まりやさんの前回のアルバム「DENIM」 の名曲「人生の扉」にそれは色濃く出ていた。
が、今回は、アルバムを通して、それがもっと濃く見える。
アーティストの人って、年を重ねると、年を取ってきたことを隠す人が多いですよね。
年を取って来たことをあまり曲で表現しないと言うか。
まりやさんはそうじゃない。
この「TRAD」 は、年を取った・・・ではなく、まさしく「年をいただいた」目線から描かれた
愛や恋、友情、様々な歌がある。
隠すことなく、それを表現し、それが、また可愛く、愛おしく思える。
そして、それがPOPに弾ける。
この中で「深秋」という夫婦の愛を描いたような曲があります。
凄くいい歌だなと思う。
だけど、今の僕には理解しきれない部分がある。
まりやさんが、こないだラジオに来た時に言ってくれました。「70歳になった時にこの曲を聞いたら全然違って聞こえるかもね」と。
すごいですよね、それって。
だからね、楽しみなんです。
年を頂いて、この「深秋」聞くのが。
このアルバム通して、お母さんと一緒に聞いたりするのもいいかもしれない。
違う所で涙が出たりしてね。
というわけで、「年を頂いていくことの楽しみ」を、またまりやさんに教えて貰えた。
みなさんは・・・
これから年を「いただく」ことは
不安?
楽しみ?
どちらですか?
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