昨日は川村カオリさんの5回目の命日でした。
当時のマネージャーさんから夜電話かかってきて。
話して。
川村さんが癌になって、余命宣告されて、最後の一年ちょい、一緒にお仕事させていただきまして。

シングルマザーで余命宣告されて、でも、テレビにも出なかったロックシンガーがその生き様も含めてテレビに出るって決めてね。

その最後の一年を僕が構成している番組で、追わせていただきまして。
だから川村さんとはいろんなこと話しまして。

最後まで意地張って、負けず嫌いだった川村さん。

テレビの生放送で歌って、かなり癌は体を浸食してるはずなのに、
元気に歌って、そのあと焼き肉に行って。
僕が「癌って痛くないんですか?」って聞いたら「めちゃくちゃ痛いよ」って言って。
でも、そう言って笑ってる。
強がり。

その生放送で、若い頃はテレビに出ることを拒んでいたミュージシャンが、久々に出たのに、歌を間違えて。

その悔しさで、焼き肉屋でビールを頼んだ。
スタッフはみんな止めた。
マネージャーも。
ダメだと。
だけど、川村さんは、ビールを頼んで、一杯飲んだ。

あれがロックミュージシャンという人生を選択した自分の強がりで
パフォーマンスだったかもしれない。
だけどね。
だけど。
あんな姿見たら忘れられないよ。

最後となった、渋谷公会堂のコンサート。
立ってるのもやっとなのに歌いきって。
娘のルチアちゃんもずっと舞台の袖で見ていた。
当時7歳くらいだったかな。

お母さんが歌う姿。

叫ぶ姿。

袖にやってきて、倒れ込むように酸素を吸って。
その酸素を吸う手伝いをルチアちゃんがしてたな。

あのときに、川村さんが作った歌、リメンバーって曲。
娘が17歳になったときに・・・伝えたいメッセージを歌った歌。

やっぱりね、川村さんは癌になったときに言っていました。「なんで私が」って。
みんな思うって。
だから検査しようって。

菊池桃子さんも言っていたな、本当に人生何が起きるかわからない。って。

当たり前の言葉だけど、そういう経験をしてきた人の言葉は重い。

川村さんが亡くなった時に夫婦で告別式に行きました。
親族以外で夫婦で一緒に行った初めての告別式。

最後、病院に行った時、川村さんは僕の靴を見て、その靴を妻に買ってもらったものだというと、「ラブラブじゃ~~~~ん」といじってきた。
もう限界だったはずなのに。
強がり。

でも、その強がりが生き様。

強がりって不思議で、強がりって周りにバレていい。
だからかわいく、格好いいなと。

川村さん、5年目です。
僕はいろいろといい仕事させてもらってます。
写真見てください。
楽しそうな仕事してるでしょ?
川村さんは、相変わらず、上で強がってますでしょうか?


というわけで今日はみなさんに聞きます。
みなさんは、強がることってありますか?
強がるタイプ?
強がれないタイプ?
どちらですか?

そして最後に。
昨日コメントくれたポチ子さんへの質問。
昨日の質問で何を思うか?
このブログはブログであってブログじゃなくて。
だからネタ帳って名前にしてるんだけど。
ここに僕が書いて、みんなに聞いて、その答えをね、みんなで共有してね、いろいろ感じてくれたらと思っていて。
だからみなさんのコメント含めて完成なんです。
だから、決して無理はしないでください。

だけど、誰かが書いた言葉に、勇気づけられたり共感してる人も絶対いると思ってます。
もし傷つけたらごめんなさい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

結婚5~8年目を振り返った追加解説も!
文庫版「ブスの瞳に恋してる3」
¥520-  マガジンハウス

今田耕司×鈴木おさむ 第5弾舞台「AVM」
8/7(木)~10(日) @六本木俳優座

可笑しいほど痛く、哀しいほど純粋な愛の物語
「美幸-Miyuki-」
¥1365- 角川書店

サイバーエージェント新卒採用動画