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昨晩、横綱・白鵬があるブログ の記事をアップしました。

白鵬関と奥さんの間に起きたことを、勇気を持って綴っています。

見てない方は是非、見てください。


白鵬関。

写真は、今年の僕の誕生会、白鵬関が主催してくれて、その時のものです。
僕の帽子をかぶってる。

本当に強くてチャーミングで格好いい人です。

日本人以上に日本人の魂を持っている。


昨年の5月場所。

白鵬関は優勝したら、僕をオープンカーに乗せてくれると約束しました。

優勝パレードのオープンカーに乗ることなんて、日本では年に6人しかいないわけです。

人生に起きる奇跡。

結果、横綱・白鵬は優勝し、僕をオープンカーに乗せるという約束を守り、夢を叶えてくれました。


優勝したあとに、支度部屋というところで紋付き袴に着替えて、そこから両国国技館の前に置いてある車まで館内の通路を歩いて行くわけです。


細い通路を通っている時に、白鵬関、歩きながらふと上を向きながら、歌い出しました。

「上を向いて歩こう♪涙がこぼれないように♪」

あの時の歌声は、あの時のまま僕の心に保存されています。


そして今年。

白鵬関の奥さんが4人目のお子さんをご懐妊されたと聞きました。

ですが。


僕は白鵬関の一番近くにいるマネージャーさんから、僕には伝えておきたい、、、
と、
そのお子さんが残念なことになってしまったことを5月場所の14日目に教えてくれました。



そして15日目。

日馬富士との取り組み。

館内は、横綱・白鵬が負けて、優勝決定戦になってほしいという温度が高まっているのは分かりました。

結果。

白鵬関は勝ちました。

勝った時の笑顔。

あの笑顔には色んな色んな色んな思いと意味があって。

ただ勝って嬉しいだけではなく。

深く傷ついてる奥さんと、今回残念なことになってしまった子供のためにも絶対絶対勝ちたかったはずなんです。

だからあの笑顔を見た瞬間。

僕は泣いてしまいました。

その翌日。

白鵬関は会見を行いませんでした。

僕は行わなかった理由も聞いていましたが。

だけど、その理由は、奥さんのことを考えたら、早すぎて世間に公表出来ません。

会見を開かなかった理由を、色んなメディアが勝手に予測して書いていました。

本当に歯がゆかった。

横綱・白鵬、そして奥さん、そして家族は記事を見る度に辛かったはずです。

でも、昨日、ブログであのような形で全てを発表した。


勇気と愛。



男と言うのは本当に無力だなと感じたることがあります。
僕の妻のお腹にいた赤ちゃんが残念なことになってしまった時。

ただただ、ずっと泣いている妻。

僕が何を言ったって何をしたって、妻のその苦しみと悲しみを和らげることも出来ず。

なんとかしてあげたいと思っても何も出来ず。

抱きしめてあげたり、見守ってあげたりすることしか出来ず。

でも、妻は妻のお母さんや周りの力のおかげでで立ち上がって。



でも、それから2年経って、2010年。
再び妻のお腹の中に出来た子供。
二度目の妊娠。

今度こそと思ったけど、また残念なことになってしまって。

また僕は見守ってあげることしか出来ず。

男って無力なんだなと痛感して。

でも、何か出来ることないかと思って、その時、たまたま連ドラの脚本の話がきたので、
なんか、その悔しさとか、妻を自分なりの形で励ましてあげたいと思って、「生まれる。」というドラマを作ったりしました。


妻が悲しみのどん底に落ちても、どんな言葉を言っても嘘っぽく感じたり。

どういう距離を取っていいかも分からなくなったり。


だから、今回。

白鵬関の話を聞いていたので、15日目のあの相撲。
僕は見ててたまらなかったんです。

どんな言葉をかけるよりも、自分で出来る形を届ける。

それが勝利。

優勝。



時間はかかります。

すぐにとはいかないと思います。



だけど。

白鵬関の奥さんに沢山の笑顔が戻る日がくることを願って。祈って。




上を向いて歩こう。




みなさんは。

横綱・白鵬のブログ 、読んでどういう気持ちになりましたか?

是非、教えてください。