昨日のコメントにホウセイ君の家族からのものが。
ホウセイ君、中学か。
早いなー。

明日、再放送「生まれる。」の五話。
僕が一番好きな回です。
羊水検査とダウン症について。


僕の甥っ子は障害を持って生まれてきました。
妊娠7ヶ月で生まれてしまって、脳にまつわる器官?に障害があり、生まれたばかりで大手術をして、命は救われました。

今、13歳。
言葉を話すことは出来ませんが、めちゃくちゃかわいいですね。

その甥っ子の母となる、僕の姉が、この「生まれる。」が放送した時にメールをくれたんですよね。

生まれたときから命が助かるか助からないか?とかの状態で、それでそのあとに、障害が残るか残らないかの状態があって、だから気づくと、その甥っ子は生まれたときに「おめでとう」という言葉を言ってもらえなかったんだと。

でも、おめでとうなんだよね。
と姉からメールが来まして。
あの時。
このドラマを書いて、本当に本当によかったなと思えました。

だから、この五話となっている物語には、なんだか僕の気持ちが詰まりすぎているというか。

以前、「ハンサム★スーツ」という映画を作ったときに、車イスの友人が出てきます。

その友人の台詞に「おまえブサイク、俺車イス」と明るくいうセリフがあり、結構いろんな人に叩かれまして。

以前、姉が甥っ子に対して、「出来ないことも多いけど、とにかくおもしろい子に育ってほしいなって思ってるんだよね」と言ってて、その言葉がずっと残っていまして、だから、甥っ子が大きくなったときに、そんな言葉を言う子供になってほしいなって思って書いてまして。
ただ、やはり公開した時に、わざわざそんなことを説明するのもと思い、
ブログにも書かなかったのですが。
でも、それを見て、傷ついた人がいたら、申し訳ないと思う気持ちはあります。
だけど、やはり自分が物語を作るときには、「この人に見てほしい」という思いで書くことも多く。

姉の生き方を見てると、もっと自分も前向きに明るく生きようと思えます。

姉の生き方に沢山のことを教わっています。


だから、「生まれる。」というドラマは、2010年に僕ら夫婦に起きたことから、妻へのメッセージも結構入ってたり、姉と甥っ子に対する気持ちも入ってたりするんですよね。

誰かに向けて作った言葉が、たくさんの人に伝わったらいいなと思ったりしてね。

今、作ろうと思っている物語も、結局、それは妻への感謝の気持ちで作るのかなとか思ったり。

ちなみに「芸人交換日記」という物語は、僕の周りにいて、売れずにもがいている芸人さんたちに向けて書いたりして。

そんな気持ちでいろいろ作ってます。

なんかDVDで見ることも出来るんだけど、あの五話、明日、テレビで再放送見ようかな。

というわけで、今日は聞きます。
もしあなたがドラマや映画を作るとしたら、誰かに向けて作りたいですか?
誰に対して作ってみたいですか?
それは誰ですか?


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