鈴木おさむオフィシャルブログ「放送作家鈴木おさむのネタ帳」Powered by Ameba-2011091010350000.jpg

吉本にカリカというコンビがいます。

ボケの家城はブサイク芸人ナンバー1としてたまにテレビなんかに出てたりします。

メジャーかと言うとそうではない気がします。


そんなカリカのツッコミ、林が、昨日、コンビを解散し、引退することを発表しました。

今日のYahooニュースに出てました。


カリカは僕の高校の後輩です。

家城のお姉ちゃんは、僕と高校のときからの「親友」で、東京に来てからもしょっちゅう遊んでました。


だから、家城が最初に芸人になりたい!と言った時も相談に乗ったし、コンビを組んですぐの林にも会いました。


ただ、コンビを結成してからは、家城とは7年近く会いませんでした。

がんばってほしいなと思い。


そして、彼らが自分らで単独ライブやったり、コンビとして少し大きくなり始めたころに再開し、僕の舞台に出て貰いました。


やはり地元が一緒というのもありますが、凄くやりやすかったです。


カリカはとてもおもしろく才能あったと思います。

ただ、難しいのが、芸人さんは、0→1のチャンスは自分で掴まないといけません。

かりに、僕がその0→1の手助けをしても、絶対にうまくいかないんです。

1の所まで上がって来てくれれば、あとは思い切りアシスト出来ます。


この「1」のところまで上がってくるのが難しい。

カリカはあとちょいだった。もうちょい・・・

そんな中での解散。



ここ数年、林とは週に2回は飲みに行っていました。

僕が本音で全てを打ち明けられる数少ない「親友」の一人だったと思います。


林から、夢を諦めて、芸人をやめて、実家に帰ることを聞いた時、やめてほしくないという気持ちが一番でした。
才能があると思うから。

でも、林の人生です。

才能がある・・・と僕は思っているけれど、林はそれと15年間もがき続けてきました。

苦しんで悲しんで、そして勇気を持って、夢を諦めると言う決断をしたのです。

今はこの決断に、拍手を持って送り出してあげたいし、辞めたあとも、林とは親友でいたいです。


彼の最後の仕事は僕のラジオです。

TBSで、考えるラジオというのを僕はやっています。

林に最後の仕事としてでてもらいます。

夢と向き合ってきたやつが、夢を諦める意味を語ってもらおうと思ってます。

もちろん芸人として。



今回の「NGワードライフ」も夢に向かい苦しむ話。芸人交日記もそう。



こんな時期に林が解散することを決めて、なんかずっと、毎日、寂しく胸がいっぱいになります。


でも、林がカリカ林として、芸人を辞めるからには、その辞め方を僕は出来る限りアシストさせてほしいなと思っています。

カリカ林という芸人が存在し、勇気を持って夢を諦めていく姿を、少しでも、一人でも多くの人の胸に焼き付けたい。

林、もうちょっとだけ、がんばろう!!!!!



皆さんに聞きたいです。

友達が夢を諦めると決めた時に、あなたはなんていってあげられますか?

残念だったね。

がんばったね。。

おめでとう・・・

どの言葉を言ってあげたいですか??